HondaのF1テクノロジーを応用した高回転・高出力型エンジン。量産車世界初のミッドシップ・フルオープンモノコックボディ 。前後異径タイヤなどなど。BEATは、Hondaが走りのためにこだわりの技術を満載したスポーツカーである。
高橋:4輪ディスクですし、エンジンもこだわってますしね。他のクルマからの流用パーツもほとんどないらしいです。多摩テック※で開催されたBEATミーティングに行ったとき、開発者がそう言ってました。ほとんどオリジナルパーツらしいです。
石井:クルマだけでなく、バイクや耕耘機、船のエンジン、果てはビジネスジェット機までと、Hondaはものづくりに力を入れている会社です。BEATは、そのHonda渾身の一台だと思います。操作系もしっかりしていますし、走って楽しいし、故障もほとんどない。ときどき夫婦でドライブに出かけています。
※1960年代にHondaが「子どもたちにオートバイやエンジンが持つ科学性や楽しさに触れてもらえる自動車遊園地」という独自の発想でつくった施設。2009年9月閉園。


BEAT発売20周年を記念して、「もっと長くBEATを愛してもらいたい」との思いのもと、Hondaの純正用品を扱うホンダアクセスから数々の純正用品が発売され人気を博した。石井さん、高橋さんもスピーカーなどを装着していた。
高橋:発売から20年も経ったクルマなのに、新たに用品が発売されたのはオーナーとしてうれしかったですね。
石井:私は、コンポとスピーカー、フューエルリッドをHonda Carsで購入して自分で装着しました。自分で手を入れるのもBEATの楽しみのひとつだと思っています。
高橋:私はオーディオはオーバーホールして調子よかったのでスピーカーを手に入れて自分で装着しました。その他に、キャビンを覆うハーフカバーとエンブレムを購入しました。
石井:私の場合、普通のメンテナンスだけで故障もなく長く乗れているので、耐久性の高いところも気に入っています。幌も手動なのでメカ的な故障はほとんど心配がありません(笑)。シンプル イズ ベストですよ。


Hondaからは、次期軽オープンスポーツカーが登場するとの話が浮上している。その話題を現オーナーたちはどう捉えているのだろうか。
高橋:今のBEATは依然人気が高く、私などは今のBEATで変えるところなどないと思うくらい気に入っています。発売から20年経った今も「このままでいいじゃないか」と。だから、次の軽オープンスポーツカーが現行のBEATからどう変わるのか楽しみですね。
石井:誰もが乗って楽しめるクルマを出して欲しい。自分が購入するかどうかはわかりません。でも、今のBEATをつくったHondaですから、きっといいものをつくってくれると思います。
高橋:今は他に欲しいクルマがありません。新しい軽オープンスポーツカーが出て、どう気持ちが動くか・・・期待しています。

