MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2004年10月号
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今大会はこれまでで最も大きな規模の大会となった
第8回セーフティジャパン
インストラクター競技大会

今年で8回目を迎える「セーフティジャパンインストラクター競技大会」が9月2日〜4日の3日間、鈴鹿サーキット交通教育センターで開かれました。この競技大会はHondaの安全運転普及の要である安全運転インストラクターの指導力ならび運転技術の向上と均質化を図ることを目的に開催されています。
今年は国内からは102名、海外からはインド、インドネシア、オーストラリア、韓国、シンガポール、タイ、中国、フィリピン、ポルトガル、マレーシアの計10ヵ国27名が参加、あわせて総勢129名と、これまでで最も大きな大会となりました。
選手はグループA(国内交通教育センター)、グループB(Hondaの各製作所、研究所、ホンダ学園、ホンダエンジニアリング)、グループC(Hondaの二輪ディスト、二輪販売店、ホンダ学園)、グループD(Hondaの四輪販社、部品販社)、グループE(海外交通教育センター)に分かれ、技を競いました。
埼玉・鈴鹿フォーラム報告

注目を集めた二輪車の二人乗り指導要領

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四輪部門「パイロンスラローム」
大会1日目はグループAのインストラクターのみを対象にした「指導力審査」が行われました。
大会2日目からグループA〜Eのすべての選手が集まり、実車による競技がスタート。競技に先立ち行われた開会式では、大会会長である土橋哲・本田技研工業(株)専務取締役安全運転普及本部本部長が「Hondaは世界中のお客様に喜びを提供したいという企業理念に基づき、活動を行ってきました。この大会が日々の活動を振り返り、お客様に喜んでいただける質の高い指導やアドバイスができるようになるためのステップになることを期待します」と挨拶しました。
二輪部門は「ブレーキング」「パイロンスラローム」「コーススラローム」、四輪部門は「フィギア&縦列駐車・車庫入れ」「ブレーキング」「パイロンスラローム」と競技が行われました。
さらに競技終了後に、来年6月頃可能になる予定の高速道路二人乗りに向けて、「二人乗り指導要領」の解説が行われ、出場選手や観客の注目を集めていました。鈴鹿サーキット交通教育センターのインストラクターがスポーツバイクやスクーターといった車種ごとに乗車時・降車時のポイント、乗車姿勢など二人乗りの指導要領を解説しました。

選手一人ひとりの課題をより明確に

大会3日目は、二輪部門の「一本橋」、四輪部門の「コーススラローム」で始まりました。そして、最終競技は国内交通教育センターの選手による「トライアル」。
午後は表彰式と閉会式が行われました。運営委員長である河野光彦・本田技研工業(株)安全運転普及本部事務局長が「今大会から、それぞれの競技終了時に審判から選手へ減点項目を伝えるようにいたしました。選手の方々は自分の課題を明確にしていただけたと思います。皆様には優れた指導者として、それぞれの国や分野でHondaの安全運転普及活動を実践していただきたい」と出場した選手への期待を述べ、大会は終了しました。

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