MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2004年9月号
traffic advice
ph 2004 トラフィック・セーフティ・フォーラム

8月、埼玉県さいたま市と三重県鈴鹿市で「トラフィック・セーフティ・フォーラム」が開催され、ともに13回目を迎えました。このフォーラムは交通安全活動に取り組む企業を対象に、事故防止の施策などに関する企業間の情報交換を目的に行われています。
埼玉・鈴鹿フォーラム報告

「2004第13回トラフィック・セーフティ・フォーラム」

 8月6日、「2004第13回トラフィック・セーフティ・フォーラム」がラフレさいたまで「交通安全を考えるー人・企業・信頼―企業内交通事故分析の方法と目標値の設定」をテーマに開催されました(主催:交通教育センターレインボー埼玉・交通教育センターレインボー和光)。
午前中は交通安全キャンペーン誌「シグナル」編集長の月居吉彦氏、交通安全環境研究所上席研究員の水間毅氏が基調講演を行い、午後からは東京ガス(株)人材サポート部の新号正儀課長、さいたまコープの千葉和則トレーナー、キリンビバレッジ(株)総務部の小山幹夫部長からそれぞれ事例発表が行われました。さらに(財)交通事故総合分析センター研究部の土屋三智久氏が、企業内の安全対策に効果的な事故分析についての手法を説明。最後にTBSアナウンス部・部長の柴田秀一氏をコーディネーターにパネルディスカッションが行われ、企業の問題意識の高いフォーラムとなりました。

「2004トラフィック・セーフティ・フォーラムin鈴鹿」

 8月24日、「2004トラフィック・セーフティ・フォーラムin鈴鹿」が鈴鹿サーキットで開催されました(主催:鈴鹿サーキット交通教育センター)。テーマは「交通安全を考えるー時代が求める、交通教育のあり方」。開会式では川岸光男・鈴鹿市長が来賓として挨拶をし、モータージャーナリスト・清水和夫氏による特別講演の後、個別勉強会が2本行われました。第1勉強会は鈴鹿サーキット交通教育センターのインストラクターをアドバイザーとした体験視察会「ながら運転の検証」、第2勉強会は日本大学・長江啓泰名誉教授がコーディネーターとなり「企業倫理と社会貢献」をテーマに、まずは弁護士の倉田嚴圓氏から企業におけるルールを守る大切さが話された後、日本梱包運輸倉庫(株)・苫谷政幸部長、ニッポンレンタカーリスクマネジメント(株)・関敏明次長から事例発表がありました。

この記事へのご意見・ご感想は下記のメールアドレスへ
sj-mail@ast-creative.co.jp
 
  安全運転普及活動コンテンツINDEX