MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2004年7月号
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第4回全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会


「第4回全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会」が、5月31日〜6月1日の2日間、鈴鹿サーキット交通教育センターで開催されました。この大会は、全国自動車教習所教習指導員の自己研鑽への動機付けと、他の教習所との交流の場を提供することを目的に2001年より毎年行なわれています。参加校は年々増加しており、今年は全国から74校180名(二輪99名、四輪81名)の教習指導員が参加しました。
74校180名の教習指導員が指導力の基礎となる高いレベルの運転技術を競う


開会式では、主催者を代表して土橋哲・本田技研工業(株)安全運転普及本部長が挨拶。「自動車教習所には参加体験型の実践教育を行なう、地域の交通教育センターとしての機能が求められていると認識しています。参加体験型の実践教育には、受講者に対して説得力のある高いレベルの確かな運転技術に裏打ちされた指導力が要求されます。この確かな運転技術を習得していただく機会として、当大会がお役に立てば幸いです」と述べました。
大会1日目は二輪「ブレーキング」、四輪「フィギア※」に始まり、午後に入って、二輪「パイロンスラローム」「コーススラローム」、四輪「ブレーキング」「縦列駐車/車庫入れ」と続きました。2日目は午前中に二輪「一本橋」、四輪「コーススラローム」が行なわれ、二輪、四輪ともに各種目別とすべての得点を合計した個人総合で、運転技術を競い合いました。
今大会では四輪部門の「フィギア」の競技内容が昨年と変更されました。車体の前後左右の加速度を計測するGセンサーによる採点手法を導入。急ハンドルや急発進をおさえた教習指導員としてふさわしい正確かつスムーズな運転を評価しようというものです。
また、今年は男性に混じって健闘した女性教習指導員の姿も目立ち、二輪部門・四輪部門合わせて、9名の女性教習指導員が参加しました。

※フィギア=横7m縦7mのボックス内に設けた1ヶ所の枠内に方向転換しながら指定された後輪を入れ、車両を誘導し、タイムを競う種目

SJ7月号では、第4回全国自動車教習所教習指導員安全運転競技大会の模様や優勝者の声を紹介しています。

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