MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2004年1月号
港区立芝保育園
(東京都港区)

JR田町駅から徒歩5分ほどのオフィスビルの一角に、港区立芝保育園はあります。園児は0歳から6歳まで143人。そのうち3歳から6歳まで3クラス、76人の園児を対象に、11月7日(金)、「読んで聞かせて交通安全キャラバン(読み聞かせ&交通安全教室)」が行なわれました。

頭と体を動かして横断歩道を渡ってみよう

「読んで聞かせて交通安全キャラバン(読み聞かせ&交通安全教室)」は、Hondaが社会活動の一貫として、東京、神奈川、埼玉、千葉などの幼稚園・保育園を対象に実施。1999年の開始から累計で、実施園数は398に上っています。
プログラムは、まず子どもたちに絵本を読んで聞かせた後、交通安全教材「あやとりぃ ひよこ編(※)」を使った交通安全教育に入ります。指導に当たるのはプロの俳優2名。プロジェクターやミニチュア信号機、疑似横断歩道等も使い、園児たちを五感で刺激する内容になっています。この日は、横断歩道の渡り方に重点が置かれました。お姉さんは「止まる・手をあげる・見る」を「3つの合い言葉」にして、全員で声を出しながら、その場で体を動かして練習を繰り返しました。
芝保育園では、三田警察署の協力のもと、月1回、交通安全教室を実施。4月にはわかりやすい紙芝居から入り、10月を過ぎると近隣の街を歩くデモンストレーションがメインとなります。その合間に、今回のような教室を織りまぜ、メリハリをつけています。「子どもの理解力には個人差もありますが、形だけでなく本当に理解するよう、繰り返し、繰り返し教えていくことが大切です」と江崎美知子園長は語ってくれました。


※あやとりぃ ひよこ編=4〜6歳の子どもを対象に、興味を引くイラストやクイズを楽しみながら、親子のコミュニケーションを通して、交通行動の基本やマナーを身につけられるように工夫した教育プログラム。「あやとりぃ」とは「あんぜんを」「やさしく」「ときあかし」「りかいしていただく」の略称

SJ1月号では、芝保育園で開催された「読んで聞かせて交通安全キャラバン」の模様を詳しく紹介しています。
 
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