MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2003年10月号
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SAFETY COMMUNITY
ph 全日本デリバリー業
安全運転協議会
(SDA)


全日本デリバリー業安全運転協議会(以下、SDA)は1993年、ピザ等宅配業大手9社が発起人となって、業界における安全運転管理の強化と従業員に対する交通安全運転教育の実施を指導する団体として設立。現在、会員はピザのほかにフライドチキン、弁当、寿司、ファミリーレストランなど原付バイクで配達している42社、傘下の店舗数は約3600店舗に達しています。
デリバリーの仕事の場を、若者が安全マインドを学ぶ場にしていく

会員各社の安全への意識を高めるSDAの活動

SDAの主な事業は「店長、店舗管理者のための安全運転マニュアルの刊行」「宅配従業員各自が携行する安全運転小冊子の刊行」「機関紙の発行」「店長等管理者を対象とした事故防止座学講習の開催」「宅配従業員に対する安全運転実技講習会の開催」「セーフティコンテストの開催」「都道府県開催の無事故、無違反運動への参加」「不当要求防止責任者講習、損害保険実務講習の実施」。
これらは、原付を利用したデリバリー業には安全運転管理者をおく必要がなく、放漫な管理になるおそれがあることから、実施されています。事故防止座学講習は店舗オーナー、店舗管理者を対象に安全運転管理者に準じた安全マインドをもってもらうために、地区ごとに年に1回実施。また、実技講習会は配達にあたるアルバイト従業員を対象に、全国各地で行なっています。東京、神奈川の場合では、警視庁、神奈川県警の協力のもとにそれぞれ年に30回程度開催し、1回の参加者は60名ほどだそうです。
セーフティコンテストは会員各社から選抜された選手が安全運転技術を競い、他社との交流を行なう大会で、1998年から行なわれています。2003年は9月20、21日に「第6回SDAセーフティコンテスト」が鈴鹿サーキット交通教育センターで開催され、会員各社を代表する86名の選手が参加しました。

SJ10月号では、「第6回SDAセーフティコンテスト」の競技の模様も紹介しています。

 
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