MONTHLY THE SAFETY JAPAN●2003年8月号
navi
SAFETY REPO
ph 伊賀北ライオンズクラブ
(三重県阿山郡伊賀町)

三重県阿山郡の伊賀町、阿山町、大山田村で社会奉仕活動を行なっている団体。同クラブは対象地域の高齢者に便利な電動車いすをより安全に使ってもらいたいとの思いから、「電動カート安全運転講習会」を企画しました。
便利な電動車いすを、より安全に、より快適に

「電動カート安全運転講習会」は6月14日に伊賀町中央公民館で開催され、対象地域の電動車いす利用者の半分近い41人の参加がありました。開講式後の講義では、まず、電動車いすの交通事故の現状や事故事例、高齢者の行動特性についての説明がありました。続いて、鈴鹿サーキット交通教育センターの橋田克己さんによる実技指導。「事故の起きやすい状況は道路横断中。まず横断するかどうかの判断が大切、迷ったときは横断をやめてください。渡る前には、必ず一旦停止して首を大きく振って左右の確認を」。橋田さんが電動車いすに乗って見本を見せます。参加者は基本操作の説明を受けた後、交代で電動車いすに乗り、段差のある道や見通しの悪い横断歩道が設定された会場内の特設コースを走行し、橋田さんからのアドバイスを受けました。実技指導の後、参加した高齢者が橋田さんに積極的に質問する姿も見られました。伊賀北ライオンズクラブでは、このような講習会を通じて、地元の高齢者に交通安全の知識を広げていこうとしており、今後の活動が期待されます。

SJ8月号では、伊賀北ライオンズクラブの「電動カート安全運転講習会」の模様を紹介しています。

 
  安全運転普及活動コンテンツINDEX