ウインチベルトが作動しないとき

スロープ装備車

ウインチベルトが作動しないときは、車のバッテリーを点検してください。

バッテリーがあがっていないときは、パワーモードをOFFモードにして、ヒューズが切れていないか確認します。


ウインチベルトが作動しないときは以下のことが考えられます。

ブザー
表示灯
状態
確認内容
主電源
ベルトフリー
ピーピーピー(3回吹鳴)
交互に点滅
ウインチの部品が故障しているとき
販売店で点検してください。
ピーピーピー(3回吹鳴)
点滅
消灯
車両のバッテリー電圧が低下しているとき
バッテリーを点検してください。
バッテリーに問題が無い場合は、販売店で点検してください。
ウインチ動作中にエンジンを掛けたとき
リモコンの電源を再度ONしてください。その後、またはスイッチを押してください。
ピーピーピー(3回吹鳴)
点灯
消灯
リモコンの通信状況が悪かったとき
  • リモコンの電源を再度ONしてください。
    その後、またはスイッチを押してください。
  • 何度も同様な事象が発生する場合は、リモコンの電池が消耗している可能性があります。
  • 電池を交換しても改善しない場合は、販売店で点検してください。
ウインチベルトにかかる負荷が大きいとき
  • 傾斜地であれば、平坦な路面で使用してください。
  • ウインチベルト、車いす付近に引掛りが無いか確認し、異物がある場合は取り除いてください。
  • 被介護者と車いす合わせて120kgを超えている場合はウインチ性能を満足できません。
    上記以外で何度も同様な事象が発生する場合は、販売店で点検を受けてください。
注意
装置が故障したときは、車いすでの乗車はしない。
車いすの固定が確実にできないので、ブレーキや衝突のときなどに車いすが動いたり、倒れたりして傷害を受けるおそれがあります。
さらに詳しく
車のバッテリーを再接続したときやヒューズを交換したときにベルトフリースイッチが使えないことがあります。

規定容量より大きいヒューズに交換すると、電気系統を損傷する危険性が高くなります。
交換した後、すぐにヒューズが切れるような場合は、Honda販売店で点検を受けてください。

ヒューズは同じ規定容量のヒューズと交換してください。

リモコンの電波状態、車両のバッテリーの状態やウインチに異常があると作動が停止することがあります。

リモコンの操作途中でウインチが止まったとき

「ピーピーピー」と3回音がしてウインチが停止したときは、以下の手順に従って操作してください。

  1. リモコンの電源スイッチを押し直す。
    • リモコンのインジケーターが赤く点灯していても押してください。
  2. 再度またはスイッチを押す。

乗降の途中で停止したとき

リモコンを紛失した場合や電池が切れた場合、乗降の途中で停止した場合は、介護する人が、車いすをそのまま押し上げて車内に乗せた後、車いす乗車の方を車いすから降ろしてください。Honda販売店にご連絡ください。

車いす乗車の方のみ車外に降ろすときには

車いす乗車の方を車外に降ろすときは、次の方法で降ろしてください。

  1. スライドドアを全開にする。
  2. 車いす乗車の方を降ろす。

ベルトフリースイッチを押してもベルトが引き出せないとき

注意
装置が故障したときは、車いすでの乗車はしない。
車いすの固定が確実にできないので、ブレーキや衝突のときなどに車いすが動いたり、倒れたりして傷害を受けるおそれがあります。
さらに詳しく
ウインチベルトを収納するときは、リモコンを使わずに収納してください。
リモコンを使うと、電動ウインチシステムが、車いすが乗っていると認識し、
ベルトフリースイッチを押してもベルトが引き出せなくなります。

ベルトフリースイッチの表示灯が点滅するのは以下の場合です。
  • リモコンを使ってウインチベルトを収納したとき
  • 車のバッテリーを再接続したとき
  • ヒューズを交換したとき
  • リモコンを使用せずに車いすを降ろしたとき

ベルトフリースイッチの表示灯が点灯し、「ピッピッ・・・ピッピッ・・・」と音が続いているとき

以下の手順にしたがって操作してください。

  1. リモコンの電源スイッチを押しインジケーターが点灯後、スイッチを押しながらウインチベルトを少し引き出す。
  2. ベルトフリースイッチを押してベルトを引き出す。

ベルトフリースイッチの表示灯が点滅し、「ピッピッ・・・ピッピッ・・・」と音が続かないとき

以下の手順にしたがって操作してください。

  1. ウインチベルトを一度収納する。
  2. リモコンの電源スイッチを押しインジケーターが点灯後、スイッチを押しながらベルトをすべて引き出す。
  3. リモコンを使わずに、ゆっくりとベルトを巻き取らせる。
    • ベルトフリースイッチを押してベルトが引き出せるようになります。

上記の操作を行ってもベルトを引き出すことができない場合は、装置の故障が考えられますので、Honda販売店にご連絡ください。

車内に固定された状態で停止したとき

すみやかにHonda販売店で点検を受けてください。

修理が完了するまで、絶対に車いすを乗せないでください。

注意
装置が故障したときは、車いすでの乗車はしない。
車いすの固定が確実にできないので、ブレーキや衝突のときなどに車いすが動いたり、倒れたりして傷害を受けるおそれがあります。

車いす乗車の方のみ車外に降ろすときには

万が一、車いすが固定された状態で停止し、車いすを車外に降ろすことができなくなったときは、次の方法で車いす乗車の方のみ降ろしてください。

  1. スライドドアを全開にする。
  2. 車いす乗車の方を降ろす。
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