レコメンド型車線変更支援機能

Honda SENSING 360+装備車

高速道路や自動車専用道本線上で、ハンズオフ機能付車線内運転支援が作動している場合、前方の遅い車両や後方から速い車両が接近すると、システムが車線変更のタイミングを通知します。車線変更時には、方向指示器(ウィンカー)点滅・加減速・ハンドル操作を支援します。

警告

レコメンド型車線変更支援機能は運転者の運転操作を支援するためのシステムです。あらゆる状況で車線変更に伴う加減速・ハンドル操作をするシステムではありません。


高速道路や自動車専用道本線ではない道路で使用した場合や、システムに頼った運転をした場合は、思わぬ事故につながり、死亡または重大な傷害にいたるおそれがあります。


運転者は常に運転姿勢を保ち車線変更先の状況を含めた周囲の状況を確認し、運転操作をする必要があります。


常に周囲の状況を確認し、安全運転を心がけて走行してください。

システムの作動

ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能が作動しているときに、車線変更可能なタイミングを運転者に通知します。

ハンドルを握った状態でスイッチを押すとレコメンド型車線変更支援機能表示灯(グリーン)が点灯し、車線変更を開始します。車線変更が終わると表示灯が消灯します。


ナビゲーションで目的地設定を行っている場合は、ジャンクションや出口に近づくと車線変更可能なタイミングを運転者に通知します。

車線の状況により車線変更できない場合は、状況に応じた運転操作をしてください。


システムの作動中に運転者が操作した場合は運転者の操作を優先します。
  1. 車線変更表示
  2. レコメンド型車線変更支援機能表示灯(グリーン)
さらに詳しく
目的地設定を行ってレコメンド型車線変更支援機能を使用するためには、以下の設定を確認してください。
  • ナビゲーション(GoogleアプリおよびサービスのGoogleマップ)を起動する
    • 起動した後に別の画面に切り替えても作動します。
  • ディスプレイオーディオシステムの本体設定プライバシー権限一括設定から「位置情報」の設定をオンにする
  • ナビゲーション(GoogleアプリおよびサービスのGoogleマップ)の「位置情報」をオンにする
    • Googleマップ起動時に位置情報をオンにする案内が表示される場合には画面指示に従って位置情報の設定をオンにしてください。
  • ナビゲーション(GoogleアプリおよびサービスのGoogleマップ)のオフラインマップから「自動ダウンロード設定」をオンにする
    • GoogleマップはVehicle Map Service(VMS)を経由して情報を提供し、レコメンド型車線変更支援機能の作動をサポートします。
詳細については、Googleのホームページをご覧ください。

パワーシステムを起動後、約15秒の間はレコメンド型車線変更支援機能は作動しません。

システムの作動条件

レコメンド型車線変更支援機能は以下の条件で作動します。

  • ハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能表示灯(グリーンまたはブルー)が点灯しているとき
  • レコメンド型車線変更支援機能表示灯(ホワイト)が点灯しているとき
  • 車速が約70km/h以上で走行しているとき
  • 移動先車線の前方後方に車両がいないとき
  • 車線変更する側の車線境界線が破線のとき
  • 直線またはゆるやかなカーブの道路を走行しているとき
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レコメンド型車線変更支援機能のON/OFFを変更することができます。

解除するには

以下の操作をするとレコメンド型車線変更支援機能が解除されます。

  • 車線変更を開始した車線内でもう一度スイッチを押す

システムの条件と制限

以下の条件では、システムが正常に作動しない場合があります。

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次のような状況では、運転者がステアリング操作をしていなくても手放し警告がでず、Honda SENSING 360+の一部機能が継続して作動することがあります。
  • ステアリングに物や体が接触しているとき、または接近しすぎているとき

環境によりシステムが正しく検知できない事例

  • 白線(黄線)と道路表面の区別ができないとき
  • 雨、霧、雪などの悪天候のとき
  • 路面に雪が残っていたり湿っているとき
  • 夜明けや夕暮れ時に太陽に向かって走行するとき
  • 白線(黄線)の付近に影が映っているとき(木々、建物、ガードレール、車両など)
  • トンネルの出入り口や、木、建物の影などで周囲の明るさが変化したとき
  • 夜間やトンネル内などで周囲が暗く、車線や路面が照らされていないとき
  • 前方の車両との距離が極端に短く、車線や路面がかくれているとき
  • 前方や後方の車両により接近する車両がかくれているとき
  • 強い光が路面に反射しているとき
  • 先行車による水しぶきや雪の巻上げがあるとき
  • 車内の物がフロントガラスに反射したとき
  • 他の車両のレーダーや強い電波を発する設備などが付近にあるとき
  • 周辺に構造物などがない開けた道路を走行するときや交通量が少ないとき

道路の状態によりシステムが正しく検知できない事例

  • 車線規制や仮設車線がある区間を走行するとき
  • 道路の修復や古い白線(黄線)のため、かすれや重複、タイヤ痕、さまざまな白線(黄線)が道路にあるとき
  • 交差点や横断歩道など車線の数が増減している区間や車線が複雑に交差している区間を走行するとき
  • 車線の幅が極端に狭いときや広いとき、または変化しているとき
  • 車両などが白線(黄線)の一部を隠しているとき
  • 坂道や、丘の頂上に近づいているとき
  • 段差などにより車両が大きく揺れたとき
  • 路上のもの(縁石、ガードレール、パイロンなど)を白線(黄線)と認識したとき
  • 舗装されていない道路や荒れた道路を走行するとき
  • 車線が二重に描かれている道路を走行するとき
  • 凍結路や積雪路など滑りやすい路面を走行するとき
  • 雪上路や路上の雪・水溜まりなどで舗装路が部分的に見えているとき
  • 路面に水溜まりや水膜があるとき
  • カーブ、うねった道路、坂道など、道路状況により白線(黄線)を正しく認識できないとき
  • 未舗装路やわだちのある道路を走行しているとき
  • 分岐・合流路などを走行するとき
  • 狭い鉄橋を走行しているときなど、車両の周囲に電波を強く反射する物があるとき
  • 路側の設置物(ガードレール、電柱、木、駐車車両、建物、壁など)を検知したとき

自車の状態によりシステムが正しく検知できない事例

  • ヘッドライトのレンズが汚れて照射が弱いときや光軸がずれて、暗いところで前方が見にくいとき
  • フロントガラスの汚れ、曇り、雨粒、泥、湿った雪、シール、アクセサリー、ステッカーやフィルムによりカメラ前方が覆われているとき
  • 夜間やトンネル内などの暗いところで、ヘッドライトが点灯していない状態で走行しているとき
  • ワイパーの拭き残しがあるとき
  • サイズや種類、構造の違うタイヤやホイールを装着していたり、タイヤ空気圧が適切でないとき
  • トランクやリヤシートに重い荷物を積んで、車が傾いているとき
  • サスペンションを変更したとき
  • フロントガラスの内側が曇っているとき
  • ルーフ上の大きな荷物がフロントガラスの上部に接触しているとき
  • 滑りやすい路面などで車両の動きが不安定なとき
  • 段差などにより車両が大きく揺れたとき
  • フロントグリルやフロントバンパーの周辺が汚れ、雨粒、泥、湿った雪、シール、アクセサリー、ステッカーやフィルムなどで覆われているとき

その他、作動できない事例

  • 手袋を着用しているとき
  • ステアリングに保護カバーを取り付けているとき
  • ルーフに載せた荷物の影響で自車位置を測位できないとき
  • ナビゲーション(GoogleアプリおよびサービスのGoogleマップ)のソフトウェアが最新バージョンでないとき
  • ディスプレイオーディオシステムのソフトウェアが最新バージョンでないとき
  • 新しい道路情報がナビゲーション上の地図に反映されていないとき
  • 新しい道路が建設された場合
  • 制限速度が変更された場合
  • 車載センサーが検知した自車の経路と実際の車両の経路が異なる場合
  • 自車の走路に対して、隣接した速度の異なる道路が存在する場合
  • カメラが一時的な速度標識を認識することができない場合
  • トンネル内やビル群周辺など、全球測位衛星システムGNSSの受信精度が低下する場所を走行したとき
  • 前走車が小さい二輪車やサイドカー付き二輪車、特殊な形状の車両および車いすのとき
  • 前走車の形状をシステムが正しく検知できないとき
  • 前走車が背景に紛れて検知できないとき
  • 対象外道路の標識を認識したとき
さらに詳しく
ナビゲーション(Googleマップ)、ディスプレイオーディオシステムのソフトウェア更新については、下記を参照してください。