「フリード」の
車中泊の使い勝手を検証!

フリードでキャンプをするイメージ写真フリードでキャンプをするイメージ写真

「フリード」の車中泊の使い勝手をキャンパー目線で検証。気になるシートアレンジ後の荷室の寸法や段差をはじめ、快適な寝心地を実現するためのテクニックや、実際にキャンプ場でカーサイドタープを取り付けた際の使用イメージなどをご紹介します。

更新日:2024.9.11

今回チェックしたクルマ

フリード
タイプ:
FREED e:HEV CROSSTAR
(FF/5人乗り)
ボディーカラー:
デザートベージュ・パール
※オプション装着車

ポイント.1広さ

※数値はすべて撮影時に採寸した参考値
※モデルの身長:約174cm

2列目シートを倒した「ロングラゲッジモード」でも十分な広さがあるが、車中泊の際にはより長さを確保できる「おやすみモード」へのアレンジがおすすめ。
シートアレンジは簡単で、2列目シートを倒して、運転席と助手席の背もたれを前に倒すだけ。運転席と助手席を前に出すほどベッドスペースを広げることができ、一番前までスライドすれば荷室長は約197cmに。幅も広いため、大人2人でも余裕で寝ることができる。

なお、今回撮影に使用したFREED e:HEV CROSSTAR(2列シート車)の2列目シートは、倒すだけでほぼフラットな床面を生み出してくれる「ダブルフォールダウン機構」付き。ベッドメイキングはとても簡単だ。

ポイント.2段差

※数値はすべて撮影時に採寸した参考値

2列目シートとラゲッジスペースの接続部に、前後ともに約2.5cmの段差がある。このまま長時間横になると背中から腰のあたりが気になるので、車中泊の際はキャンプマット等のクッションマットを使って、段差を解消するのがおすすめ。

ワンポイントアドバイス

より快適に眠りたい方は、お風呂マットを活用!

ホームセンター等で購入できる市販のお風呂マットを活用して、段差を解消するという手も。一段低くなったところを埋めるように、厚さ約2.5cm程度のお風呂マットを配置すればOK。その上に車中泊用のマットを敷けば、段差を気にすることなくより快適に寝ることができる。

一段低くなった箇所の寸法

※数値はすべて撮影時に採寸した参考値

前方:約124cm×約45cm
後方:約126cm×約57cm

お風呂マット配置例

上記例では、約60cm×約45cm(厚さ約2cm)の同サイズのお風呂マットを4枚使用し、横向きに2枚ずつ配置。サイズを調整しなくてもいい具合に収まった。
お風呂マットに限らず、キャンプで使う銀マットなどをピッタリサイズにカットして使うのもあり。

ワンポイントアドバイス

車中泊の際は、下段の収納スペースを
床下収納として活用できる!

荷室用ユーティリティーボードによる2段収納を実現したフリードは、車中泊時は、上段に寝るスペースを確保した上で、下段を床下収納として使うことができる。
寝床を動かさずに荷物を効率よく積み込めるため、例えば翌日に使うアウトドアアクティビティの道具一式を整理して入れておくなど、機能的な道具の積載が可能となる。

※荷室用ユーティリティーボードは、CROSSTAR 2列シート車専用装備

ポイント.3車中泊に便利な純正アクセサリー

フリードは、外からの視線を隠すプライバシーシェードや上部空間を有効活用できる収納ラックなど、車中泊に便利な純正アクセサリーも用意されている。

プライバシーシェード

フロントウインドウ・サイドウインドウ・テールゲートウインドウ用の5枚セット。吸盤で車内から簡単に取り付け可能だ。

ルーフラック

ラゲッジルーム上部の空間を有効活用して、シュラフやブランケットなどの就寝アイテム、衣類やランタンなどを収納することができる。

トランクサイドボックス

セパレート形状のボックスで、車中泊中に使いたい水筒や小物類を、見つけやすくスッキリ収納しておくことが可能。さらに、フックを差し込むとモノが掛けられる有孔ボードも装備されている。

テールゲートタープ

別売りのユーティリティーフック(テールゲート用)を利用し、テールゲートに簡単に設置できるフレキシブルなタープ。リアに日陰を作って寛ぐだけでなく、ビーチサイドでは更衣室代わりに使える。市販のタープ用ポールと組み合わせるとさらに広い空間を確保できる。

ポイント.4キャンプ場での使用例

※数値はHonda測定値

フリードにカーサイドタープを装着すれば、車内を寝床に、カーサイドタープをリビングにするスタイルが実現できる。今回撮影で使用したFREED e:HEV CROSSTAR(FF)の全高は175.5cm。市販されている多くのカーサイドタープに対応している。
リアはスライドドアのため、開いたドアがタープの内側に干渉しにくく、カーサイドタープの空間を持て余すことなく使うことができる。車内とタープの下をシームレスに移動することも可能だ。

今回使用した道具

今回持って行ったのは、ソロで1泊2日の車中泊キャンプを楽しむことを前提にした道具。車中泊キャンプではかさばるテントが不要なため、ご覧の通り、すべての道具を積み込んでも荷室は余裕。道具の積載時も2段収納を活用し、上段には道中の買い出しで使うクーラーボックスなどを、下段にはキャンプ場到着後に展開するテーブルやラック類などを積むのがおすすめ。

積んだキャンプ道具の一覧を見る

積んだキャンプ道具一覧

車に積んだキャンプ道具一式の写真
  1. チェアチェア
  2. カーサイドタープカーサイドタープ
  3. テーブルテーブル
  1. クーラークーラー
  2. キッチン用テーブルキッチン用テーブル
  3. ラック×2ラック×2
  1. マットレスマットレス
  2. バーナーバーナー
  3. クッカークッカー
  1. 食器・調理器具など食器・調理器具など
  2. ゴミ箱×2ゴミ箱×2
  3. 枕
  1. 寝袋寝袋
  2. LEDランタンLEDランタン
  3. オイルランタンオイルランタン
  1. トングトング
  2. 焚火台焚火台
  3. コンテナコンテナ
  1. テールゲートタープテールゲートタープ
  2. プライバシーシェードプライバシーシェード
  3. お風呂マットお風呂マット

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フリードの
荷室寸法やキャンプ道具の積み方は
こちらもチェック!

今回使用したクルマ

FREED e:HEV CROSSTAR

  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※荷物は、必要に応じてラゲッジベルトなどでしっかり固定してください。
  • ※シートアレンジの各操作は、異物を挟んでいないか確認の上、無理に力をかけずに確実に行ってください。
  • ※各キャンプ道具は撮影のため用意したもので、形状等により積める量が異なる場合もあります。あくまで参考としてください。
  • ※当コンテンツ内にて掲載されているクルマのタイプ・ボディーカラーが販売されていない場合がございます。
    詳しくはそれぞれの車種サイトでご確認いただくか、販売会社にお問い合わせください。
  • ※このコンテンツは、2024年9月の情報をもとに作成しております。
監修者(アドバイザー):
稲垣朝則