簡単&美味しい!キャンプで
カツオの藁焼きを作ろう!

更新日:2020.03.25

こいしゆうか
至極のカツオのたたきを求めて、
高知県へ行ってきました!

こんにちは、こいしゆうかです。

今回は、キャンプで絶品のカツオのたたきを作る方法を調査してきました!

カツオのたたきは炭火やバーナーでも作ることはできますが、せっかく屋外で楽しむキャンプで作るのなら、豪快に「藁焼き」で作ってみたい!わざわざ藁を用意するのは面倒、なんて声も聞こえてきそうですが、でも、キャンプで、普段全然やる機会のない藁焼きでカツオのたたきを作って食べるのって、楽しそうだと思いません?しかも、それが美味しく作れたら、絶対に格別なはず!!

そこで今回は、その道のプロに教えを請うべく、カツオのたたきの本場・高知県まで行ってきました。藁焼きの詳しいやり方、火加減、焼き加減などなど、気になることをプロにたくさん聞きましたので、ぜひご参考にしてください!

今回教えてくれたのは

上町池澤本店 店主
池澤 秀郎さん

高知県にある明治初年創業の老舗鮮魚店「上町池澤本店」の5代目店主。鮮魚店を営む傍ら、呼ばれた先々でド迫力の藁焼きライブを実演する「藁焼き出張サービス」を行っている藁焼きのプロであり、キャンパーでもある。
上町池澤本店:https://kochinet.info/ikezawa/

藁焼きをするために必要なキャンプ道具とカツオ

まずはキャンプで藁焼きをやるための必要なキャンプ道具をご紹介します。

【藁焼きに必要なキャンプ道具】

・焚き火台(藁を入れるので、大きめがベスト)
・トング
・グローブ
・焼串
・火吹き棒(藁に着火させるために使用)
・藁を切るためのナイフ(ハサミでも可)

たったのこれだけ!特別なキャンプ道具を必要としないため、藁さえ手に入ればすぐにでも実践できそうです。
焚き火台で藁を燃やす熱源は、薪や炭でOKです。

そして、こちらが藁。日常的に購入する機会はなかなかありませんが、インターネット通販でも購入できます。長いようであれば、ナイフやハサミを使って、焚き火台に収まるサイズに切っておくといいでしょう。

あとは主役のカツオ。カツオの旬は、春から秋にかけて。特に春先のカツオは脂身が少なくて、たたきにすると美味しいのだそうです。

道具は普段使っている道具の応用で大丈夫そう。ちなみに、たたき用のカツオを選ぶ際のポイントはありますか?

高知県民は、脂のノリよりも鮮度の良さを大切にしていますね。冷凍されたものは極力避けたほうが美味しくできあがります。大きな鮮魚店で買うか、こだわるのであれば、取り寄せすることも推奨しますよ。

早速、藁焼きに挑戦!!

では早速、カツオの藁焼きに挑戦しましょう。
カツオ1柵(約250g)に対して、使う藁の量は約200g。目安は、束ねて両手でつかんだ際に指が少し付くくらいの量。それだけあれば充分です。

次に串の刺し方ですが、串を3本刺した際に扇形になるように、串の持ち手の部分を軸にして、カツオの身の横から刺し込んでいきます。

こちらが差し込んだ後。
扇形にすることで、ひっくり返す動作が簡単になり、全体に火を通しやすくなります

串を刺し終わったら、食塩をパラパラとふりかけて下準備完了です。
それでは、藁に火をつけてカツオのたたきを作ってみましょう!

着火させておいた焚き火に藁を入れます。このとき薪の状態は、あまり火力の強くない熾火の状態がベターです。

藁を入れると一瞬でわっと燃え広がるので注意。風が強い日は、燃えた藁が飛んでいかないように風向きなども考慮しましょう。

まずは皮の部分から焼き上げていきます。ここから全体を通して1〜2分ほど、強火で一気に焼き上げます。

意外としっかり火にかけるんですね。

そうですね。「強火」かつ「1〜2分くらい」で一気に焼き上げるのがポイントです。遠火(弱火)でじっくりと焼いてしまうと中まで火が通り過ぎてしまうので、そこは注意が必要です。

カツオの表面の油が浮き出てきたら、そろそろ火から離す合図。表面全体に火が通ったら焼き上げ完了です。

バーナーで炙るよりも圧倒的に香り高い仕上がり!

焼き上げたカツオをまな板の上にのせて、分厚くカット。

薬味の青ネギ、みょうが、にんにくスライス、大葉をちらして完成です!!

では、早速食べてみましょう!
薬味をたくさんのせて……

んんー!!美味しい!
香ばしい匂いが口の中に広がる!

藁焼きにすることで、藁の香り付けができるんですよ。バーナーの炙り焼きと概念としては同じですが、藁でやったほうが圧倒的に香り高く仕上がりますよ。

おぉ!!
ポン酢で食べるのも美味しいけど、塩でいただくのもこれまた絶品!

たっぷりの薬味とポン酢で食べるのが高知流ですが、最近は塩で食べる方も増えていますね。食べ比べをしてみてもおもしろいですね!

ポン酢でも塩でも楽しめるなんて、カツオのたたき素晴らしすぎる。
藁による香り付けは、なんだか燻製みたいな感じ。もしかして他の魚でもできそう?

せっかくなので他の魚でも藁焼きに挑戦!

藁を購入する機会もなかなかないので、せっかく手に入れた藁を最大限活用しないともったいない!というわけで、他の魚でも美味しくできるのか試してみたいと思います。

お寿司屋さんで炙りとして出てくるような白身魚は、藁焼きしても美味しいと思いますよ。

とアドバイスをもらったので、

【準備した魚】

1.オジサン
2.イサキ
3.カマス
4.メヒカリ(干物)
5.ホタテ

切り身はいずれも白身系の魚を準備しました。
早速、藁焼きにしてみたいと思います。

オジサンとイサキ、カマスはカツオ同様に串に刺し、皮目だけをさっと炙って焼き色がついたら完成。
メヒカリとホタテは網の上で焼き上げます。どちらも弱火で一度火を通してから…

その後に藁焼きで香り付けをします。

完成!

そのお味は…

んん!どれも美味しい!
炙ることで脂がなくなって水分が飛んで、旨味が凝縮された感じがする。ホタテは燻製みたいになってる!

燻製チップと同じ感覚で楽しめますよね。

藁焼きって面白い!
実際にやってみると意外と簡単だし、さっと炙るだけのひと手間で、美味しさがアップする!

ちなみに、串に刺して焼くのが一般的ではありますが、カツオのたたきは網でも作れますよ。

網の上でもカツオのたたきを作れました!
もし串を忘れてしまっても、網があればカツオのたたきを楽しめます。藁さえ手に入れれば誰でも簡単に、キャンプでカツオのたたきを作れますね。

カツオのたたきの美味しい食べ方や藁焼きのコツを知れて、大満足!
藁の香りが魚を包んで、そのまま食べるのとはまた違った美味しさを味わうことができました。
高知のカツオに限らずいろんな土地の地魚で試してみたい!
ぜひみなさんも「キャンプで藁焼き」に挑戦してみてくださいね!

おまけ 高知県はカツオの消費量日本一!

高知県の名物料理として知られるカツオのたたき。でも、そもそもなぜカツオのたたきが高知県で食べられるようになったのでしょうか?

カツオを藁焼きで食べるようになった起源は諸説ありますが、その昔、冷蔵技術が今ほど発展していない時代に、カツオを生で食べるのは危ないと土佐藩から生食禁止令が出たそうです。でも、どうしても生で食べたい高知人は、藁で周りを炙って「これは焼き魚」だと言い張って食べたのが起源だと言われています。
ちなみに高知県は、カツオの消費量が日本一(※)なんです。高知県のお店では、ポン酢を各店舗が独自にブレンドしていたり、スーパーでも都会では見かけないようなポン酢があったり、と独自の文化があります。

「カツオのたたき」と言えば「高知県」というイメージはあったけど、その背景を知るとまたおもしろい!

※総務省統計局:家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2017年(平成29年)~2019年(令和元年)平均)より

撮影協力:196 
https://196km.com/ Platchamp https://platchamp.com/
今回登場したクルマ:N-BOX

今回の遊び場

天満宮前キャンプ場
〒789-1404 高知県高岡郡中土佐町大野見奈路
https://www.campion.jp/pages/camp063.php

※このコンテンツは、2020年3月の情報をもとに作成しております。