シンプル&スタイリッシュ!
簡単に作れて
超実用的なツールハンガー

更新日:2020.12.16

オリジナルキャンプギアのDIYに挑戦したいと思ってはいても、本格的な工具が揃っていない、時間がかかりそう、作っても結局使わなさそうと、なかなか実行に移せずにいる方もいるかもしれません。そこで今回は、はじめてのDIYにおすすめの、工具を使わずに簡単に作れて、なおかつ実用性の高い2段式マルチツールハンガーを考案しました。

散らかりやすい小物や調理器具をスッキリ整理できて、どこにどの道具があるかも一目瞭然。見せる収納で見た目もオシャレなので、こだわりの道具を格好よくディスプレイしたい方にもおすすめです!ビックリするくらい簡単に作れるので、まだDIYをしたことがない方もぜひチャレンジしてみてください!

とにかく作業工程はあっという間。材料を揃えたら、

ヤスリがけをし、スプレー塗装をして乾かすだけ。これで完成です。
作業は確かにたったこれだけなのですが、例えば丸棒の長さや塗料のカラーを変えるだけでも、たったひとつのオリジナルが作れます。

続いて、セッティングのしかたをご紹介しましょう。セッティングも簡単で、3分も掛からずに組み立てられます。
まずはロープ止めを1本、地面に打ち込みます。

丸棒を置いて幅を確かめてから、もう1本のロープ止めを打ち込みます。

ロープ止めを2本打ち込んだら「ナナメになっていないか」、「グラつきがないか」、「丸棒を通すループの高さが合っているか」確認をします。

丸棒をループに通したら、抜け防止のためのスリッパーキャップを装着します。

大型S字フックを丸棒に引っかけて、下部に丸棒をセットすれば2段になります。ほかのS字フックも好きな場所に引っかければセッティング完了です。

Completed -完成-

シンプルな中にも「おっ」と目を引くビジュアルと、フィールドでの実用性を想像して湧き出たアイデアが、2段式にすること。大型S字フックを活用するだけで他に類を見ないスタイリッシュなアイテムに仕上がりました!

さっそくキャンプサイトで使ってみましょう。まずは焚き火シーンです。

使わないときに置き場所が定まらないことが多い「ゴトク」や「火ばさみ」は地べたに置いて踏みつけてしまうこともしばしば。
このハンガーのおかげでそれぞれにちょうどいい定位置が見つかりました。視覚的にもディスプレイの楽しさがあるし、実際に使う場合も無理のない姿勢でアクセスできるちょうどいい高さです。

続いてロースタイル・キッチンに対応した道具の配置はどうでしょう。

座りながらの調理でハンガーに手が届くため使い勝手がよく、姿勢も楽でした。フライパンやホットサンドメーカーなど、少し重量のあるアイテムを下段に配置すると使いやすいうえ、安定感も増します。

夜にはLEDランタンを吊すと、明かりをキャンプサイトへ効果的に拡散できます(ロースタイル推奨)。

ノコギリでカットする、ネジで留めるなどの作業をしなくても、キャンプで大活躍するオシャレで実用的なアイテムができあがりました。
手持ちのキャンプ道具を「どこに吊そうかな」とか、想像するのがとても楽しい!シンプルな造形だからこそ、使ってみると展開バリエーションの奥深さを感じます。タープの下やシェルターの中に配置してもいいですね。
わずかな時間で完成する2段式マルチツールハンガーは、キャンプで即一軍入りの実力を持っています。はじめてのDIYにもぴったりなので、「DIY」と聞くと尻込みしてしまう人にもとってもおすすめですよ!

今回DIYしたギアの作り方はこちら