テーブルにさりげないアクセントを!
オシャレで実用的な
木製テーブルトップハンガー
更新日:2017.10.25

家庭ではインテリアとしても使える、オシャレで実用的な木製テーブルトップハンガーの作り方をご紹介します。ちょこんとテーブルの上に置くと、さりげない存在感をアピール。カップやバッテリー式ランタンをぶら下げられ、台座部分は鍋敷き代わりにも使えます。
How to make -作り方-
材料
【木材】

※寸法表記:W(幅)、H(高さ)、D(奥行き)、t(厚み)
※台座、支柱部分の木材はホワイトアッシュ、枝部分の木材はブナを使用。
- ・支柱用
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- A. H350 × W70 × t20mm / 1枚
- ・枝用(丸棒)
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- B. φ10 × W100mm / 2本
- C. φ10 × W80mm / 2本
- ・台座用
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- D1. W170 × D32 × t12mm / 2枚(1、3段目)
- D2. W170 × D32 × t5mm / 1枚(2段目)
- E. W75.7(片側の辺を60°になるようにカット) × D32 × t12mm / 4枚
- F1. W66(両側の辺を120°になるようにカット) × D32 × t12mm / 4枚(1、3段目)
- F2. W66(両側の辺を120°になるようにカット) × D32 × t5mm / 4枚(2段目)
- 【ボルト、ナット】
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- ・鬼目ナット Eタイプ M4 × 10mm ねじ込みタイプ / 4個(枝部分支柱側用)
- ・鬼目ナット Dタイプ M6 × 10mm ねじ込みタイプ / 1個(台座側用)
- ・化粧ビス ハンガーボルト M4 × 25mm / 4本(枝部分枝側用)
- ・化粧ビス ハンガーボルト M6 × 40mm / 1本(支柱側用)
- ・ハンガーボルト取り付け用ダブルナット M4 × 2個
- ・ハンガーボルト取り付け用ダブルナット M6 × 2個
【その他の材料】

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- ・木工用ボンド
- ・塗料(荏油)
工具

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- ・エンピツ(シャープペンシルも可)
- ・紙やすり
- ・直角定規
- ・角度定規
- ・自在曲線定規
- ・充電ドライバー
- ・鬼目ナットM4・M6用の下地用穴開け錐(サイズは購入メーカー推奨サイズを参照)
- ・ハンガーボルトM4・M6用の下地用穴開け錐(サイズは購入メーカー推奨サイズを参照)
- ・下穴用ドリルチャック
- ・六角レンチ 6mm
- ・六角レンチ 4mm
- ・自在式糸ノコギリ
- ・スパナ 7mm(ダブルナットM4用)、10mm(ダブルナットM6用)
図面
部品寸法・組み立て図


台座の原寸台紙 ※A3用紙に原寸(実際のサイズ)でプリントしてください。

作り方
1.支柱をカットする


自在曲線定規で曲線の型を作り、ラインに沿ってAにエンピツで下書きをする。
曲線で切り出す際は、必ず中心線を決めること。


自在式糸ノコギリで、下書きをしたラインに沿ってカットし、やすりがけ。
※曲線を緩くしたい場合、または直線にカットしたい場合は普通のノコギリで可。
2.台座作り

台座用の木材を、1段目・2段目・3段目にわけて並べる。
※2段目の木材「D2」「F2」は厚さが5mmと薄いので、この段階で間違えないように注意を。

台座の原寸台紙を敷き、その上に1段目の木材をワク内に置く。
※台紙はA3用紙に原寸(実際のサイズ)でプリントしてください。

2段目の木材をボンドで貼り付ける。貼り付けたら元の台紙の上に戻し、ボンドが乾いて固定されるまで待つ。

続いて3段目の木材をボンドで貼り付ける。

台座はこのような3分割になる。
※台紙を使ってズレがないように。また、貼り付け部分を間違えないよう、慎重に作業を。
3.枝&支柱のボルト留め


BとCの枝を、Aの支柱のどのあたりに取り付けるか決める。取り付け場所が決まったら4つの下穴を開ける。
※角度は若干ナナメに開けること。この際、貫通させないよう注意(下穴の深さは約12mmに)。

Aの支柱に鬼目ナットM4を、六角レンチでねじ込む(4カ所)。


BとCの枝にボルト用の下穴を開ける(深さは約12mmに)。角張っている部分をやすりがけして丸みを出す。
※枝は支柱にナナメに取り付けるので、引っかかりを防ぐため角は丸みを出しておくことが重要。

BとCの枝にボルトM4を取り付ける。まずは2つのナットを写真のようにボルトに固定する。

スパナでナットを締めてボルトをねじ込む。


Aの支柱の台座と組み合わさる部分に、ボルトM6用の下穴を開ける(深さは約20mm)。
ボルトに2つのナットを固定し、スパナでねじ込む。
※ボルトの出っ張りは、台座の厚みの29mm以下にする。
4.台座の仕上げ

台座のパーツをそれぞれやすりがけする。

ボルト穴の位置のズレを防ぐため、台座を組んだ状態で下穴を開ける。
※1・2段目の板はボルトの貫通穴。3段目の板はM6の鬼目ナットを取り付ける下穴になるので注意を。
※まず、すべての下穴は細い錐で開け、続いて1・2段目の板は貫通穴を開ける。

3段目に鬼目ナットM6を六角レンチでねじ込む。これで台座のできあがり。

最後に塗装をして作業完了(塗装法は塗料の仕様に準じる)。
- 監修: 友松すのこ
撮影協力: 赤城山オートキャンプ場