漁師さんに混ざって地引網漁スタート!
いよいよ地引網漁のスタートです! 網を積んだ船を海まで運ぶべく、船底を傷から守る「平棒」と呼ばれる木の枠を浜に並べて、その上に船を滑らせていきます。
人の力だけで重たい船を運ぶのはかなりの力仕事。漁師さんの足を引っ張らないよう、歯を食いしばって全力で押していきます。
大人7~8人で力を合わせ、無事に船が着水! 大谷さんの言うとおり、台風の接近によって海は荒れ気味で、波も高めです。
離岸して数分、船が仕掛けのポイントに到着しました。浜から300mほど離れた沖合をゆっくり横切っていきます。
船を走らせながら網を落としていく漁師さんたち。果たして仕掛けたポイントに魚群はいるのでしょうか?
網を仕掛け終えた船が帰還するとすぐに船から投げられたロープを浜にいる漁師さんが受け取り……。
ロープを持って浜の奥に走ります。そのスピード感と阿吽の呼吸は、まさにチームプレーそのもの。
続けて、ロープをウインチにセット。地引網漁は大勢の人で網を引くイメージがありますが、現在は機械の力を借りて網を引き上げるのが主流なのだとか。
準備が整ったら、二手に分かれて全員でロープを引っ張ります!
波の力に振り回されないように腰を落として身体を安定させ、体重を後ろに乗せます。
ウインチを使っているとは言え、総勢わずか8人で全長600mものロープ(+網)を引っ張るのは大仕事。気づいたら奥歯を強く噛み締めていました。
小雀さんいい感じですね! ちゃんと引っ張れてますよ〜。
全力でロープを引き続けること十数分、徐々に網が見えてきました。
網のなかに確かに魚がいるようです! 悪天候でも魚がかかったことに、まずはひと安心。
どんな魚が獲れているのか!網をあけるのが楽しみです。