ありのまま、自然と心地よさを。YURIEさんといく日本最北のキャンプ旅【北海道 ・礼文島】

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更新日:2025.08.26

日本最北のキャンプ場でウニ丼づくり

ウニ丼のための炊飯タイム。お米は丼っぽくなるようにメスティンで炊くよ。
キャンプを始めた頃は、ダッチオーブンとかの調理器具を持っていって、パエリアだとか凝った料理を作っていたけど、キャンプ旅が中心になってからは料理の仕方も変わってきたかな。いろいろ準備してこなくても、その場その場でおいしいものに出会えるから、それをキャンプに活かすほうが楽しくなっちゃって。だから今回も最果てのキャンプ場で時間と共に移りゆく景色を眺めながら、あえて何もしない時間を堪能したかったから、時間も手間もかからないウニ丼をチョイスしてみたんだ。
でもさっとできるのが、ウニ丼なんて贅沢だよね。それもこの土地だからこそできたキャンプ料理。土地の豊かさがそのままおいしさに直結すると思うと、ここまできた甲斐があったなって思う。
お米が炊けたら、お待ちかねの塩水ウニを開封。お米の上に大葉を敷き詰めて、その上にウニを一つずつ並べて……。やっぱりおいしさって見た目も肝心。すぐ作れる料理でも、ここだけは丁寧に作業!
最後に、利尻昆布しょうゆを少し垂らしたら、特製ウニ丼の出来上がり! “えぢから”が強すぎません? こんな贅沢なかなかできないよ。
いただきます!……想像以上においしい!!!
わたし、この日一番幸せな顔をしてるかもしれない。やっぱり人間、おいしいものを食べた時の表情は嘘つけないね。
こんなに、ウニって美味しかったっけ? 6〜9月のこの時期にしか獲れない島のウニ。島の自然の恵みを、その土地のキャンプ場で味わう、これが至高だよねって言わずにいられない。
その土地のご褒美は実はシンプルな料理のほうが一番おいしいってこと、キャンプを重ねて気づいたんだ。やっぱり大正解だった。
夜20時、ようやく暗くなってきたからテントの中へ。
自分の足で歩くと、“憧れ”だった場所が“好き”な場所に変わっていく。
この島のこともっと知りたくなってきたな。
キャンプの夜が終わってしまうのは少し寂しいけど、
明日の朝、テントから見える景色が楽しみだな。
季節はもちろん、天気1つでさえ、見える自然の表情は大きく変わるから。
まだ見れてない景色を思うと、心が高鳴る。
明日は野生のアザラシに出会えるかな?

YURIEさんの憧れのキャンプ場への旅は後編に続きます。

次回は、YURIEさんのキャンプに対する想いと自然への想いのお話、
そして礼文島の自然をより求めて、野生のアザラシを探しに行きます。

憧れの場所の、忘れられない景色がそこにありました。
次回予告
「キャンプの続きと、野生のアザラシを探し、そしてこの旅一番の絶景に感動。」
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