ありのまま、自然と心地よさを。YURIEさんといく日本最北のキャンプ旅【北海道 ・礼文島】

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更新日:2025.08.26

さらなる絶景と地元食材を求め、礼文島の最北へ

キャンプ場のチェックインまでまだ少し時間があるな。海沿いの道を走りながら、今度は島の最北端のスコトン岬を目指してみよう。礼文島といえば昆布とウニのイメージがあるけど、沖に出ているボートは昆布を採ってるのかな? それともウニかな?
走ることおよそ30分、スコトン岬に到着!北海道ってアイヌ語由来のカタカナ地名が多くて、旅をしているとまるでRPGの世界に迷い込んだような気分に浸れて好き。
あ、国立公園の看板発見! 実はわたし、大の国立公園好き。
気持ちがいい自然を求めてたら結局、国立公園に行き着いたんだ。
国立公園は珍しい草花や野生動物に出会える確率も高いし、わたしにとって「国立公園=気持ちよさが保証された場所」ということに気づいてからは、国立公園を目指して旅することが多くなった。
北海道の国立公園でまだ一度も行けていないのが、この「利尻礼文サロベツ国立公園 」だった。

だからこそ、この「最北の地にあるキャンプ場」と「国立公園」のセットは、いつか必ず行きたいって思ってた。
向こうに見える島はトド島って言うんだね。冬になるとサハリンのほうからトドが来遊するんだって。最北端を独り占めしながら、つい「地球に生まれてよかったー!」って叫んじゃった(笑)。
絶景を楽しんだ後は岬にあるお土産ショップへ。今日はキャンプしながら何を食べようかな。昆布もあるし美味しそうな調味料もある。やっぱりその土地土地の美味しいものをキャンプで、食べたいよね!
あ! ウニまで売ってる。礼文島産のキタムラサキウニの塩水漬けだって。よし、これを使ってキャンプ場でウニ丼をつくってみようかな!

憧れだった日本最北のキャンプ場へ

ここが今回の旅の目的地、久種湖畔キャンプ場!
チェックインの手続きを済ませて、キャンプサイトへGO!
ついに来れた、日本最北のキャンプ場!ここは町営のキャンプ場みたいで、ロケーションもいいし、開放的なフリーサイトもあって、整備されすぎていないのもわたし好み。この感じは国立公園の中にあるキャンプ場としてはぴったりかも。さらに「最果て」っていうロマン付き。

まずはちょっとお散歩。どこにテントを立てようか考えるのが、キャンプ場について最初にわくわくするポイント。だからまずはキャンプ場からの景色を堪能しないと。
目の前に広がるこの久種湖も言われてみれば日本最北の湖なんだよね。あの木の看板は、湖の形になってるのかな。キャンプ場だけじゃなくて、日本最北の湖にも来れちゃった。
今日はクルマと一緒にオートサイトに泊まるよ。サイトの場所を決めたら、クルマから荷物をおろして、と。ほら、このシートのチェック柄かわいいでしょ。アームレストまでチェック柄なんだよ。
車内も軽とは思えないほど広々していて運転しやすいし、天井も高くて頭上に収納スペースを設けられるのもお気に入りポイント。
窓からどんな景色が見たいか考えながらテントの位置や向きを考える時間はいつもわくわくする。ホテルでは窓からの眺めを思い通りに決めることは難しいから、この自由さはテント泊ならではだよね。景色のいい気持ちいい場所に来たら、わたしはテントを張ってゆっくり過ごしたい。
お気に入りの道具や小物を外に持ち出して、ご飯をつくって……。キャンプはわたしにとって子どもの頃に遊んだおままごとの延長みたいな感じかもしれない。

キャンプ道具って、キャンプを楽しく過ごすためのひとつの要素だと思っていて、アウトドアブランドだけにこだわらず、雑貨屋さんで買ったものをキャンプで使うことも多いかな。
日々の暮らしと一緒だよね。
わくわくするような、自分が好きなものに囲まれているほうが笑顔になれる。

楽しい気持ちを優先して、その時その時の気分や場所や旅の手段にあった物をコーディネートする、そのくらい自由なキャンプスタイルがわたしらしいかな。
完成! 今回持ってきたテントはレトロなオレンジ色のもの。
なぜか昔から、60〜70年代のレトロなデザインに惹かれるんだよね。自分がまだ生まれていない時代のカルチャーにとても刺激をもらってる。

洋服もお家のインテリアもその時代のヴィンテージものを買うことが多いかな。

わたしにとってキャンプはその延長で、外でも自分が好きなファッションを着て、自分が選んだ好みのレトロな道具で囲まれて、気持ちをわくわくさせたい。

例えば「汚れるから」とかの理由で、着る服を遠慮しない。

そこは自分好みでいいんだよって思ってる。
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