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WGP 2001年シーズン500cc参戦中のバレンティーノ・ロッシと宇川 徹が
4ストロークGPマシンRC211Vを初めてテストライディング
  (2001年8月8日)  

(写真 上:V.ロッシ  下:宇川 徹)
Hondaは、FIM世界ロードレース選手権シリーズ(WGP)のレギュレーション変更に伴い、2002年に投入を予定している、4ストロークGPマシン「RC211V」のテストを8月7日(火)・8日(水)に、三重県の鈴鹿サーキットにて実施した。
今回のテストには、今年Honda NSR500を駆ってWGPに参戦中のバレンティーノ・ロッシ(Nastro AZZURO Honda)と宇川 徹(REPSOL YPF HONDA)が参加し、はじめてRC211Vのテストを担当した。テストは、残念ながら2日とも朝から時折雨が降り、コースを四輪車で乾かしながらテストを行うという状況の中、7日にロッシがRC211Vの初ライディングを行い、宇川が8日にライディングを担当した。しかし両日とも再び雨が降り出し、コースコンディションが悪化したため、初のRC211Vライディングはテストスケジュールを十分に消化するには至らなかったものの、両ライダーとも好感触を残し、テストを終えた。

テスト環境
日程:2001年8月7日(火)・8日(水)
場所:三重県 鈴鹿サーキット(5.85913km)
天候:曇り


バレンティーノ・ロッシのコメント
僕にとってとても感動的な瞬間だった。なぜならこのマシンは新たな時代の始まりの第一歩のものともいえるものだからだ。だからこそ、その第一歩に関わる事ができて光栄だ。
残念ながら雨が降ってしまったために午後に軽く乗ることしかできなかったが、マシンの特徴を知るには十分だった。もちろんまだ新しい時代が始まったばかりで、まだまだ進歩していかなければいけない部分はたくさんあるが、良い方向に進んでいると確信した。今回のテストの目的は、早いタイムを出すことではなく、マシン開発のための色々な特徴を知ることが目的だった。その意味では今回のテストは自分の中でとても興味深く、ためになる経験だった。

宇川 徹のコメント
コースのコンディションが良くなかったけれども、RC211Vの扱いやすさが実感できた。RC211Vはとにかく速くて、トルクとパワーを感じる。今後のテストで、これからさらに煮詰めていかなければならないが、マシンのポテンシャルが高いので良い方向に早く進んでいくと思う。今回はコースコンディションが悪かったが、次のコンディションの良いタイミングでテストライディングするのが楽しみです。

RC211Vの開発責任者 吉村平次郎のコメント
雨にたたられ十分なテストができなかったことが残念です。初日は午後のセッションでドライになって来たのでテスト時間を延ばしたが、また雨にたたられ十分なテストができませんでした。コースコンディションもスリッピーで車の正確な特性を判断するのは難しい状況でした。その中でも、ロッシと宇川からは、次回のテストのために必要なコメントが得られたと思います。彼らのコメントは非常にわかりやすいコメントで、マシンの開発にとって大変有効なテストセッションだったと思います。