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Honda、日本グランプリを全クラス制覇し、
WGP通算500勝達成!


(2001年4月8日)

500WINS AWARD

500勝の受賞を受けた吉野浩行/本田技研工業(株)社長

FIM2001 ロードレース世界選手権シリーズ第1戦

■開催地:三重県 鈴鹿サーキット(5,859m) ■観客動員数:42,000人
■決勝日:4月8日(日曜日) ■天気:曇り ■気温:17.0度

FIM2001ロードレース世界選手権シリーズ開幕戦「ワールドグランプリ・ジャパン」が、三重県にある鈴鹿サーキットで開幕し、4月8日(日)に開催された決勝レースで、Hondaは500cc/250cc/125ccの全クラスを制覇、1961年にスペインで挙げた初勝利以来、WGP通算500勝を達成した。

第1レースの125ccクラス決勝では、大混戦の中最終ラップでトップにたった東 雅雄選手(Liegeois Competition)が優勝し、498勝目を達成。続く第2レースの250ccクラス決勝レースでは、ポールポジションスタートから大差を付け優勝を決めた加藤大治郎選手(Telefonica MoviStar Honda)が通算499勝目を挙げ、通算500勝に残り1勝とした。500勝目のかかった500ccクラス決勝では、バレンティーノ・ロッシ選手(Nastro Azzurro Honda)が混戦を制し見事に優勝。Honda勢はこの日の3レース全てを制し、開幕戦でロードレース世界選手権シリーズ通算500勝を達成した。

 1959年に初めてマン島TTレースに出場したHondaは、健闘良くチーム賞を受賞。翌1960年からは、マン島TTレースと世界選手権にエントリー、優勝こそなかったが250ccクラスにおいてメーカー・ランキング2位を獲得した。1961年のロードレース世界選手権開幕戦となるスペイングランプリにおいて、Hondaは125ccクラスでトム・フィリス選手(RC143)が優勝。Hondaにとって記念すべきロードレース世界選手権の1勝目を記録した。第2戦の西ドイツ・グランプリでは、RC162を駆る高橋国光選手が優勝を飾り、Hondaとして250ccクラス初優勝を挙げ、この年ロードレース世界選手権挑戦2年目にして、2つのクラスでライダーとメーカーのダブル・チャンピオンを獲得した。以降1966年には50ccクラスから500ccクラスまで5クラスを完全制覇という記録を打ち立て、1967年シーズン終了後、活動を一時休止するまでの7年間で通算138勝と、ライダーズ・チャンピオン16回、マニュファクチャラーズ・チャンピオン18回を獲得している。

 11年間の休止期間を挟み、Hondaは1979年より再びNR500で、ロードレース世界選手権シリーズに新たなチャレンジをスタートさせた。1982年にHonda初の2ストロークグランプリマシンNS500で3勝、その後、1985年には500ccクラス8勝と250ccクラス9勝を挙げ、500cc・250ccのダブル・チャンピオンを獲得している。

 休止期間も含め41年間に及ぶレース活動は、本大会で、50ccクラス13勝、125ccクラス140勝、250ccクラス167勝、350ccクラス35勝、そして500ccクラス145勝、合計500勝を達成した。この間に50回のマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得し、特に500ccクラスにおいては、1994年から1999年まで6年連続マニュファクチャラーズ・タイトル獲得、また250ccクラスでは、1985年から1999年までの15年間に11回ものマニュファクチャラーズ・タイトル獲得という記録を打ち立てている。また、5年連続チャンピオンを獲得したミック・ドゥーハン(現HRCレーシングマネージャー)をはじめ、18名のシリーズチャンピオンを輩出している。

【ライダーのコメント】

125ccクラス優勝 
#65 東 雅雄選手(Liegeois Competition)
「本当に嬉しい。今日は非常にバイクが決まっていて、最初から2番手か3番手に付けていれば最終ラップの130Rかシケインのブレーキングで勝負できると思っていました。本当にチーム、クルー、そして鈴鹿に来てくれた方とテレビで応援してくれた方のおかげです。
Hondaの鈴鹿での500勝達成への第一段階をつなげられて本当によかったです」

250ccクラス優勝
#74 加藤大治郎選手(Telefonica MoviStar Honda)
「今日は常に集中力を保ちレースを運びました。風が強く、コースにほこりが舞い、滑りやすいという条件が昨日とは違い、最初は戸惑いました。
でも、ペースがつかめてからは何の問題もなくなりました。500勝達成へのプレッシャーは全然ありませんでした。
でもあと1勝ですからね、500ccも頑張って欲しいです」

500ccクラス優勝
#46 V.ロッシ選手(Nastro Azzurro Honda)
「最初のほうはビアッジと凄いバトルになってしまったね。
トップグループも速かったしね。トップに立ってからは自由に走れてよかったよ。
ラストラップに入る時、2位との差が3.5秒あるとボードで教えてもらったので、絶対勝てると思ったんだ。僕は鈴鹿では初優勝だし、Hondaに500勝目を贈れたことも、最高のシーズンをスタートできたことも嬉しいよ。
あと、鈴鹿のファンにも本当に感謝しているよ」

決勝レース 2位走行中17周目にリタイア
#11 宇川 徹選手(REPSOL YPF HONDA)
「どうしても500勝目は僕が決めたかったんです。転倒前はベストラップも出ていたので、もう少しいけるかなと思っていたときに転倒してしまいました。
結果は残念ですが、500ccのレースも楽しめました。
次の南アフリカは絶対いい順位でゴールします」

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