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2001 トライアル世界選手権シリーズ
  第2戦 スペイン
 
  2001年 4月21〜22日開催 次のレースへ  
  天候:晴れのち雪/晴れ 気温:5℃/10℃ 観客:3,800人/5,000人  
     
  ランプキン、今年も好調なスタート、開幕戦両日とも優勝!
藤波はDAY1では10位、DAY2は3位表彰台へ!
 
 
 
両日とも優勝、王者ランプキン 1日目の表彰式、優勝ランプキン(中)2位のコボス(右) 2日目、3位になった藤波貴久 2日目の表彰式、ランプキン(中)藤波(左)
 
 

トライアル世界選手権が開幕。ドギー・ランプキン(Montesa-HRC)は両日とも優勝を遂げ、今シーズンも好調なスタートを切った。そして今年からMontesa-HRCへ移籍したダビデ・コボスが1日目は2位とMontesa-HRCチームがワンツーを飾った。期待の藤波貴久は1日目10位になってしまったが、2日目3位で表彰台を確保した。

 
   

第1日目
スペイン・バルセロナから北へ約170km程の会場サンジュアン・アバデセスは、フランス国境にあたるピレネー山脈に近く、標高が高く気温も低い場所。ヨーロッパ南部とはいえ雪のちらつく寒さの中でトライアル世界選手権が行われた。第1戦イギリス大会が口蹄疫の関係で中止になっているので今回の第2戦が今シーズンの開幕戦となる。

セクションは山の斜面にある沢が中心。水分を含んだ泥と滑る岩盤である。難度の高目の設定にクリーンを出すことがとても難しい。3点で出られれば良い程の困難なセクションもある。ライダー達は1ラップ目に多くの時間を費やし、2ラップ目は先を急いだ。

1ラップ目をトップで回ったのは25点のランプキン(Montesa-HRC)。そしてカベスタニー(Beta)が29点、コボス(Montesa-HRC)が31点で続く。期待の藤波貴久(Montesa-HRC)は32点とまずまずのスタートだった。

2ラップ目になると時間に追われるライダーは慌てるようにセクショントライを続ける。そんな中でも今期のランプキンも安定した集中力と冴えたテクニックを発揮し、2ラップ目もトップを維持。そして2位になったコボスに7点差をつけて優勝する。藤波貴久は2ラップ目にミスが続き、さらに最終の人工セクション出口で転倒したことでさらに順位を落とし1日目を10位で終えた。

第2日目
昨晩多くの雪が降ったため3つのセクションがキャンセルとなり、5つのセクションがモディファイ、合計12セクション×2ラップで競技はスタート。前日の天候が信じられないほど天気は回復し、日差しの強い一日となる。強い日差しでセクションは乾き、前日よりも難易度はやや易しくなっている。

1ラップ目は好調なコボスが7点で消化しトップで回ってきた。2番手に昨シーズンのケガから復帰しているジャービス(Sherco)が9点でこれを追う。そしてランプキンは10点と3番手にいた。そしてフレイシャ、黒山健一、藤波貴久と僅差で並んでいる。

そして2ラップ目に大逆転が展開した。なんとランプキンは後半の2ラップ目をたった一度の足つきでゴールしたのである。そしてトップにいたコボスは第2セクションで転倒して以来ペースを乱して2ラップ目で19点の減点をとり優勝戦線から脱落してしまった。

ランプキンの1点に続きジャービスが2ラップ目を4点で消化して2位を確保、そして藤波貴久が5点でゴールしたことでフレイシャ、コボスらを逆転して3位へ。ランプキンの2ラップ目の集中力は、去年と同様無敵ランプキンの姿を我々に見せてくれたのである。

また、両日ともにジュニアカップでは田中太一(Beta)が1位になった。次戦は翌週4月28・29日にポルトガルで開催される。

 
 

DAY 1
D.ランプキン(1位)

結果には満足している。しかし今日の試合運びは自分自身とてもナーバスなものだったので、満足できる試合運びではなかった。いくつかのセクションは3点以外にはとても無理なものもあったし、いくつかはとても簡単なものもあったもののグリップの悪い沢のセクション設定は素晴らしかったと思う。

藤波 貴久(10位)
1ラップ目はまあまあの調子だったのですが、セクションが難しく3点で通過したセクションが多かったです。2ラップ目の第3セクションでパンクしてしまったんですよ。それで慌てて2ラップを走ってなんとか時間内にゴールしたんですが、時間に追われて慌てていたせいか、最終セクション出口でうっかりへんな体勢でジャンプしてしまい、着地した途端に転倒して5点。とても悔しい思いをしました。

D.コボス(2位)
今年は新しいマシンとチームで、新しい体制で挑むことになった。気分的にもトライアルをエンジョイできたと思う。しかも開幕戦の1日目からいいスタートをきることができてとても嬉しい。

DAY 2
D.ランプキン(1位)

昨日優勝したのである程度の自信は持っていたが、多少の練習不足(口蹄疫で思うように地元イギリスで練習できなかった)もあって気を許せない大会。今日もとてもナーバスになっていた。しかし2ラップ目には昨年好調だった時の自分のペースを思い出せたようだ。今シーズンへの自信をつけることができた試合だったと思う。

藤波 貴久(3位)
今日はとにかく昨日の挽回をするべく集中力を失わないよう走りました。1ラップ目の5点は第7セクションでテープを切ってしまったミスです。そして2ラップ目は自分を奮起して減点をおさえることができました。土曜日はちょっとつまずいちゃったけど、今年の目標はまず1勝することと思ってます。来週のポルトガルは万全の体制で挑みます。

 
       
 
     
  トライアル世界選手権 第2戦 結果表  
 
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■DAY 1
POS RIDER MAKER LAP 1 LAP 2 PEN. CLE. TOTAL
1 D.LAMPKIN Montesa Honda 25 24 0 10 49
2 D.COBOS Montesa Honda 31 25 0 10 56
3 G.JARVIS Sherco 30 27 0 8 57
4 A.CABESTANY Beta 29 31 0 10 60
5 S.COLLEY Gas-Gas 32 30 0 8 62
6 M.FREIXA Sherco 34 29 0 9 63
7 M.COLOMER Gas-Gas 31 33 0 6 64
8 K.KUROYAMA Beta 36 30 0 8 66
9 J-M.ALCARAZ Montesa Honda 30 37 2 8 69
10 T.FUJINAMI Montesa Honda 32 37 0 6 69
11 A.RAGA Gas-Gas 34 38 0 7 72
12 J.PASCUET Gas-Gas 39 45 0 5 84
13 M.JUSTRIBO Sherco 48 40 0 7 88
14 D.RE DELLE GANDINE Montesa Honda 45 44 0 7 89
15 B.CAMOZZI Gas-Gas 45 44 0 6 89
16 T.TANAKA Beta 51 42 0 3 93
17 S.CONNOR Gas-Gas 53 43 0 5 96
18 J.MANZANO Sherco 45 47 7 6 99
19 J.FAJARDO Gas-Gas 54 48 0 3 102
20 F.LENZI Gas-Gas 55 48 0 5 103
21 B.HEMINGWAY Beta 52 53 0 4 105
22 J-M.SAEZ Montesa Honda 58 48 0 4 106
23 S.LEON Montesa Honda 59 48 0 5 107
24 I.ESCALERA Gas-Gas 56 53 0 5 109
25 P.AGOSTONI Montesa Honda 56 54 0 4 110
26 J.CARDINAELS Montesa Honda 49 47 15 5 111
27 J.BETHUNE Gas-Gas 55 55 1 5 111
28 X.LEON Gas-Gas 59 53 0 4 112
29 V.BAUCE Beta 59 59 0 4 118
30 D.CUERDO Gas-Gas 64 54 0 3 118
31 D.THORPE Gas-Gas 63 56 0 5 119
32 M.ORIZIO Beta 58 55 6 3 119
33 S.NAVARRO Montesa Honda 60 52 7 2 119
34 J.GARCIA Beta 54 66 0 4 120
35 J.RIEDEL Beta 63 58 0 5 121
36 F.BOCHET Beta 62 58 1 4 121
37 S.MORRIS Gas-Gas 64 56 6 4 126
38 C.BRUAND Beta 63 63 0 2 126
39 D.MAURINO Gas-Gas 65 59 3 2 127
40 S.DE RIZZO Gas-Gas 65 67 0 1 132
41 V.BELTRAN Sherco 68 63 19 3 150
R G.EYRIES Montesa Honda 80 50 29
R G.DIEZ Montesa Honda 75
R A.BILBAO Montesa Honda
 
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■DAY 2
POS RIDER MAKER LAP 1 LAP 2 PEN. CLE. TOTAL
1 D.LAMPKIN Montesa Honda 10 1 0 19 11
2 G.JARVIS Sherco 9 4 0 13 13
3 T.FUJINAMI Montesa Honda 13 5 0 16 18
4 K.KUROYAMA Beta 11 7 0 14 18
5 M.FREIXA Sherco 11 7 0 11 18
6 D.COBOS Montesa Honda 7 19 0 13 26
7 M.COLOMER Gas-Gas 16 13 0 12 29
8 A.CABESTANY Beta 20 11 0 12 31
9 B.CAMOZZI Gas-Gas 16 16 0 11 32
10 S.COLLEY Gas-Gas 14 18 0 10 32
11 J-M.ALCARAZ Montesa Honda 23 12 0 9 35
12 A.BILBAO Montesa Honda 26 12 0 8 38
13 A.RAGA Gas-Gas 28 12 0 9 40
14 J.MANZANO Sherco 22 18 0 9 40
15 T.TANAKA Beta 22 22 0 7 44
16 J.PASCUET Gas-Gas 25 20 0 7 45
17 S.CONNOR Gas-Gas 24 22 0 10 46
18 M.JUSTRIBO Sherco 24 22 0 6 46
19 D.RE DELLE GANDINE Montesa Honda 28 20 0 8 48
20 B.HEMINGWAY Beta 29 26 0 6 55
21 S.NAVARRO Montesa Honda 29 26 0 3 55
22 V.BAUCE Beta 33 26 0 4 59
23 M.ORIZIO Beta 33 28 0 3 61
24 S.LEON Montesa Honda 39 24 0 6 63
25 J.FAJARDO Gas-Gas 38 27 0 5 65
26 J-M.SAEZ Montesa Honda 40 27 0 5 67
27 F.LENZI Gas-Gas 34 33 0 4 67
28 J.BETHUNE Gas-Gas 40 32 0 6 72
29 P.AGOSTONI Montesa Honda 43 31 0 4 74
30 J.GARCIA Beta 38 36 0 3 74
31 D.THORPE Gas-Gas 42 33 0 4 75
32 I.ESCALERA Gas-Gas 42 33 0 4 75
33 G.EYRIES Montesa Honda 36 39 0 3 75
34 D.MAURINO Gas-Gas 43 33 0 2 76
35 X.LEON Gas-Gas 40 37 0 4 77
36 F.BOCHET Beta 39 39 0 3 78
37 S.MORRIS Gas-Gas 44 37 0 4 81
38 D.CUERDO Gas-Gas 41 43 0 2 84
39 J.RIEDEL Beta 47 38 0 3 85
40 C.BRUAND Beta 51 39 0 3 90
41 S.DE RIZZO Gas-Gas 52 45 0 1 97
42 G.DIEZ Montesa Honda 60 55 0 1 115