宇川 徹(スーパーバイク/優勝)
SBに乗るのは久しぶりでしたし、タイヤの確認をすることが出来ずに不安もありましたが、グランプリライダーの面目を保てて良かった。最後は早めに仕掛けて最後のシケインをブロックしようと考えていました。ですが、トップ争いが激しかったので、最後の最後まで気の抜けないレースでした。勝因はミシュランさんが僕らのためにフランスから空輸して鈴鹿まで運んでくれたこと。グランプリでチームメカニックをしてくれているトレバーが日本に来て僕をサポートしてくれたこと。もちろん、マシンの完成度、Hondaスタッフのバックアップのおかげです。本当に勝つのは久しぶりだったので嬉しかった。勝つって、やっぱり、気持ちいいですね。
岡田 忠之(スーパーバイク/2位)
タイヤを絞り込むことが出来ず、予選まではセットアップが進まなくて辛かったのですが、ミシュランさんのおかげで決勝ではいい走りが出来ました。まだまだ、やれると思えたレースでもあります。現役のライダーがだらしない走りをしたら、いつでも変わろうと思っています。今日は引退レースだと意識せず、勝つことに集中して走り、いい形でレースを終えることが出来ました。これも、サポートしてくれた皆さんのおかげです。来季からは全日本監督として後進の指導、育成に力を尽くしたい。これまで、応援、ありがとうございました。
山口 辰也(スーパーバイク/8位)
スタートで出遅れてしまったけれど、追い上げてトップ集団に追いつくことが出来、もっとポジションを上げようと頑張ったのですが、うまく上がらなかった。ですが、これまで苦手意識の強かった鈴鹿でタイムを上げ、トップ争いが出来た収穫の多いレースでした。順位には満足していませんが、内容の濃いレースが出来た。今後、これまでの経験を生かして頑張りたい。
玉田 誠(スーパーバイク/リタイヤ)
全力でぶつかったレースです。予選ポジションはよくなかったのですが、決勝への手ごたえはありました。マシンのスライドの範囲は把握していましたしコントロール出来ていた。ダンロップの出口は特にスライドが激しいので、コーナー入り口からスピードを乗せて立ち上がろうとアプローチしたのですが、大きく振られ、一度は立て直したのですが、フロントからスパーンと行ってしまいました。とにかく、勝ちたかった。なにがなんでも勝つレースがしたかった。頑張りすぎたと反省しています。来年こそ、皆の期待に応える結果を残したい。
小野監督
タイヤチョイスなど冒険の多いレースでしたがライダーに助けられました。やはり鯛は鯛ですね。宇川、岡田は本当にいいレースをしてくれました。全日本のふたりは、まだ、まだ。今日のレース展開を考えると転倒がなければタイトルのチャンスがあったのではと考えてしまい悔いが残ります。山口はトップ争いに加わりながら残念なレースでしたが、それでも以前に比べれば成長を感じることが出来たと思います。チーム一丸となって挑んだ1年、反省も多くありますが、この経験を無駄にはしません。1年間ご声援ありがとうございました。
青木拓磨助監督
Honda1、2は嬉しいのですが、タイトルを取ることが出来ず残念です。ですが、今日のレースはいい意味で玉田の勉強になったレースだったと思います。山口もトップ争いの中でポジションを上げて行くノウハウを身に付けて欲しい。課題は多いのですが、ひとつずつクリアして強いチームつくりを、これからも目指したいと思っています。
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