

ゼッケン33を付け、共に33歳の伊藤と岡田は、全日本時代、世界GPと共に戦って来た。90年岡田が全日本250のV2チャンピオンを決め乗り込んだパレードカーから、伊藤に向かって「次ぎはおまえの番だ」とエールを送り、500で伊藤が初タイトルを得た。共に参戦を開始した93年世界GP、1年目は、サーキットでの休養に当てるモーターホームを共有していたほどの仲。ホンダを代表するふたりがチームを組むのは始めて。伊藤は、「1番、敵に回したくない奴と組むのだから、強力なパートナー」と歓迎、97、98年と勝利している伊藤と95、99年と優勝している岡田が、3度目の栄冠を目指す。

※岡田は、27日(木)の練習走行時に転倒、負傷。
決勝日のフリー走行でも再び転倒し、決勝不出場を決め、代わって鎌田 学が出走した。
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今季のエントリー中、最速コンビと目されているふたりは、世界GP250で、熾烈なタイトル争いを繰り広げているライバル同士。92年にHRC入りした宇川、96年にHRC入りを果たした加藤は、先輩、後輩の仲だが、サーキット上では、火花を散らしている。そのふたりが組むことは、世界的な関心事として、外電のニュースでも取り上げられるほどの注目を集めている。宇川は、伊藤と組み97、98と雨と晴れで優勝。どんなコンディションでも速さと強さを証明した。加藤は、97年ポールポジション獲得、常にトップ争いに絡む力を示しているが、転倒やトラブルに泣かされ、まだ、結果がない。ふたりの速さが発揮されれば、文句無しの優勝候補。
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