第９戦 フランスＧＰ
6月29日（木）晴れ
カナダはお休みしてしまったので、今回は4週間ぶりのグランプリとなります。ぼくにとっては地元のGP。サーキットに向かう途中の高速道路がずいぶん整備されたおかげで、パリからクルマで2時間半くらいで行けるようになりました。
プレスルームから見える最終コーナー。シケインの両側のエスケープゾーンの雰囲気が去年と違ってるような気がして、周りのカメラマンとかに聞いてみても、「同じですよ」と言う人あり、「色が違うなあ」と言う人あり。ぼくは幅が広がってる気がした。人間の記憶はいいかげんです。
花壇の前でくつろぐプロスト・グランプリのメカニックたち。来年のチーム体制についてここで発表するような事前情報がありましたが、結局空振りでした。
木曜午後は、いろんなドライバーや関係者にインタビューできる、われわれにとっては稼ぎ時の時間帯です。これはフェラーリのモーターホーム内で、ドイツ人から質問を受けるシューミ。
一方エディ・ジョーダンは、大勢のイギリス人ジャーナリストに囲まれていました。ホンダが来年からジョーダンにワークス供給をするという発表が、この日おおやけになったからです。思えば昨年のここで、デーモン・ヒルの引退発表も行われました。
そんな騒ぎをよそに、ヤルノ・トゥルーリはのんびり。でもスーパーテックのモーターホームにいるのが、気になるなあ。ベネトン(ルノー)入りの噂はホント？
プレスルームの壁に、去年のドライバーのポートレイトが飾ってあります。陰影を強調したモノクロ写真で、かっこいいんだ、これが。こりすぎて、誰だかすぐにはわからない作品もありますが。
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