OCEAN MASTER STORY

世界のプロが選んだHonda

世界で活躍するHonda船外機の
知られざるストーリー

2017.05.18
名匠一族の新たなる挑戦 9

工程は、船体建造1層目へ。

建造が進むRIGBY。
ダブルプランキングによる作業がはじまった。
左舷船側の1層目が張り終わった。
1層目用に製材されたチーク材は、幅5寸(約15cm)、長さ5尺(約1.5m)、厚みは4分(約1.2cm)。
5尺のチーク材を、船体中央から張っていく。
60センチ間隔に立つフレームを、斜めに繋ぐようにチーク材が張られていく。
チャインに合わせて鋸を入れ、さらに鉋で削って面を揃える。
龍也氏の手元あたりがチャインだが、シアーライン(足元方向)に向かって大きく曲がるチーク材。
当て木をし、クランプで丁寧にチーク材を曲げていく。
4分厚のチーク材を、さらに2分厚に裂くようにスリットを入れる。
1層目のチーク材は、エピグルーというエポキシ系の高性能樹脂接着剤で接着されたあと、木ねじで縦通材に固定。
1枚張り終えるごとに、フレームと縦通材の位置を正確に記しておく。
組み上がったフレームの中を覗いてみる。すでに左舷側船側には1層目のチーク材が張られている。
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