
左舷船側の1層目が張り終わった。

1層目用に製材されたチーク材は、幅5寸(約15cm)、長さ5尺(約1.5m)、厚みは4分(約1.2cm)。

5尺のチーク材を、船体中央から張っていく。

60センチ間隔に立つフレームを、斜めに繋ぐようにチーク材が張られていく。

チャインに合わせて鋸を入れ、さらに鉋で削って面を揃える。

龍也氏の手元あたりがチャインだが、シアーライン(足元方向)に向かって大きく曲がるチーク材。

4分厚のチーク材を、さらに2分厚に裂くようにスリットを入れる。

1層目のチーク材は、エピグルーというエポキシ系の高性能樹脂接着剤で接着されたあと、木ねじで縦通材に固定。

1枚張り終えるごとに、フレームと縦通材の位置を正確に記しておく。

組み上がったフレームの中を覗いてみる。すでに左舷側船側には1層目のチーク材が張られている。