OCEAN MASTER STORY

世界のプロが
選んだHonda

世界で活躍するHonda船外機の
知られざるストーリー

2018.02.21

多様な海洋環境の中で、
快適ダイビングをサポートする
Honda船外機。


取材協力:
■ネイチャー石垣島ダイビングサービス 〒907-0451沖縄県石垣市桴海148-493
TEL/FAX:0980−88−2273 URL http://www.ishigaki-diving.com/

■有限会社ブルーマリン石垣 〒907-0013 沖縄県石垣市浜崎町2-4-10
TEL:0980-82-4115  FAX:0980-82-4591 URL http://www.bmishigaki.com/
ペラが水面から飛び出しそうなほどにチルトアップし、遠浅の海を出航する。
石垣島の「ネイチャー石垣島ダイビングサービス」は、水中写真家の間では有名なダイビングショップだ。
ショップを経営するのは多羅尾拓也さん。多羅尾さんには2016年7月にも当コンテンツ"OCEAN MASTER STORY"に登場いただており、今回はその続編だ。
2017年の梅雨明け直後の7月と、雲間から差し込む陽射しに、まだまだ夏を感じる11月に、遠浅の海に浮く33フィートのダイビングボートを訪ねた。
水中写真なら、ネイチャー石垣島ダイビングサービス
海が美しい石垣島には多くのダイビングショップがある。
ショップごとに個性的なダイビングツアーを企画しているが、水中写真の撮影サポートを得意としているのが、桴海(ふかい・マップ参照)にあるダイビングショップ「ネイチャー石垣島ダイビングサービス」だ。
代表の多羅尾拓也さん自身がPADIインストラクター(インストラクター歴27年)であると同時に水中写真愛好家でもあり、魚の生態に詳しく、撮影ポイントを知り尽くしている。だから多羅尾さんの後に続いて潜ればシャッターチャンスが多く巡ってくると、水中写真愛好家の間でよく知られている。
しかも多羅尾さんは撮影機材の扱いに長けている。お客さんの写真を見てシャッタースピードなどの技術的なアドバイスをするなど、より良い写真を撮ってもらうために徹底的にサポートする。その姿勢に多羅尾さんを慕うお客さんは多い。
浜近くに係留された多羅尾艇。
ふだんは3000~3500回転で、18~20ノット程度でダイビングスポットまでクルージング。
この透明度が石垣島の海の魅力でもある。
多羅尾さんがダイビングツアーで使用する愛艇は33フィート。船の定員は15名だが、ビギナーからベテランまで様々なお客さんにきめの細かいサポートをするために、迎えるお客さんは一日10名までと決めている。同行するスタッフは多羅尾さんを含めて3名。最大で13人が乗船してショップのある桴海の遠浅の海から出航する。
その出航風景がどうしても見たかった。
乗船人員に加え、重いダイビング機材で吃水が沈んだ船が、大人の膝頭ほどしかない遠浅の海を出航していくのだ。搭載する200馬力のHonda船外機、BF200のペラを水面に出そうなほどにチルトアップさせ、パワーを活かして33フィートの艇体を確実に前へと押す。これは一見の価値がある。
写真・文:大野晴一郎
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