Honda Magazine

Hondaオーナーのみなさまに、
Hondaの裏話や真実を楽しくお伝えする雑誌です。

「きっかけはお店にあったパンフレットでした」 「きっかけはお店にあったパンフレットだった」
2022.6.10

以前、発売までの裏話をレポートした「踏み間違い加速抑制システム」。販売現場ではどのような評価なのだろうか? そこで編集部は、販売店に取材に向かいました。

Honda Cars 千葉 佐倉中志津店

ーー訪れたのは「Honda Cars 千葉 佐倉中志津店」。待っていてくださったのは、優しい眼差しの70代、2代目FITオーナーさんでした。(恥ずかしいから名前は匿名でと伝えられました)

新聞とかで、事故を目にして、私も不安だなぁと円グラフ

新聞などで、踏み間違いの事故とか目にして、私も不安だなぁと思っていた矢先に、こちらのお店でパンフレットを見つけて、機能とかを読んで、それですぐに、自分のクルマに付くかわからないけど“付けてもらえますか?”と。で、装着できると言われてすぐにお願いしました。

付けてからは、やはり安心感がありました。障害物を検知したときに、ピピっと音がなるので意識が高まるメリットは大きく、助手席の妻も付けてよかったねと。でも、音が鳴るたびに注意はされるようになりましたけど(笑)。私のような高齢者には本当にいいですよ。

妻との二人暮らしなので、買い物などでどうしてもクルマが必要です。週に2回ぐらいは乗ります。でもいつも不安はあって……。といって、最新のクルマにすぐには乗り換えられないですし。だから、こういうシステムが出てくれて本当にいいなと。安心感が増えました。

ーー笑顔で語ってくださったオーナーさん、写真も恥ずかしいからと掲載NGでしたが、生声をお聞かせいただき、ありがとうございました!

こちらのオーナーの担当、営業スタッフのてるさんにも聞きました。

営業チーフ 暉 憲二郎さん営業チーフ 暉 憲二郎さん

オーナーさんを含め、安全に対する関心が高いお客さまが増えています。以前は燃費の質問などの会話が多かったのですが、今は安全技術に関しての質問や話が多くなったと実感しています。

実際、買い替えていただく理由の一つに、“Honda SENSINGが全装備ついたものにしたい”といった要望も多いんです。Honda SENSINGは先進的なシステムなので、すごい強みになっていますね。でも、今回のオーナーさんのように、みなさんが買い替えるというわけにはいきませんから、こうした後付けできるシステムは、すごく有意義ですし、おすすめできます。

今回のオーナーさんも、お店で自らパンフレットを見つけられたのがきっかけですし、お客さまの意識の高まりをすごく感じています。

ーーなるほど、お店でのオーナーのみなさんとの会話でも、安全のお話が増えているんですね。てるさんのお話では、今回Hondaが開発した「踏み間違い加速抑制システム」も、その意義はあったようですね。

大阿久おおあく店長にもお話を伺いました。

店長 大阿久 亨さん店長 大阿久 亨さん

こちらのお店はオープンしてから30年ほどになりまして、地域に根付いておりますし、近年は高齢者のオーナーさんが増えております。そこではやはり、安全技術に対する関心が高まっています。

Honda SENSING搭載の先進の新型車もおすすめしているんですが、実は“高齢者の方のなかにはクルマ自体が変わることに不安を持つ方も多い”んです。そういう方に今回のような後付けできるシステムによって、少しでも安心して乗っていただけたら……。そんな想いで、積極的なご案内に取り組んでいます。オーナーのみなさんの不安を減らすことは、長いお付き合いにおける大切なことですからね。

うちのお店は、オーナーのみなさんとのアットホームな関係が自慢です。そういう関係だからこそ、お客さまの期待に応えられる今回のようなシステムをおすすめできることは嬉しいことです。

ーー気に入っている今のクルマを乗り続けたいが、運転に対する不安が高まっている、そんな高齢者のお客さまに寄り添おうという姿勢が、店長の言葉からとても伝わってきました。取材に伺った日も、朝から多くのオーナーさんが訪れており、とてもアットホームな雰囲気を感じました。

店舗スタッフ

交通事故ゼロ、事故に遭わない社会を目指し、自由な移動の喜びを拡げていきたいHonda。今回の後付けできる「踏み間違い加速抑制システム」もそのひとつとして、役割は大きいと実感しましたし、さらに高齢者時代を迎えている日本で、Hondaの安全運転支援技術の役割は大きいことを再認識した取材でした。


「踏み間違い加速抑制システム」の発売までの裏話をレポートした記事はこちらから!

もしも!のために、一日でも早く
踏み間違い加速抑制システム踏み間違い加速抑制システム
踏み間違い加速抑制システムは、ドライバーの運転支援機能のため、各機能の能力(認識能力・制御能力)には限界があります。道路状況、車両状態および天候状態等によっては作動しない場合があります。各機能の能力を過信せず、つねに周囲の状況に気をつけ、安全運転をお願いします。

踏み間違い加速抑制システムは、状況などでは正常に作動しない場合があります。踏み間違い加速抑制システムを装着した際には、必ず取扱説明書でご確認ください。
踏み間違い加速抑制システムは、自動でブレーキが作動するものではありません。必ずドライバーご自身がブレーキを操作して停車してください。

■安全にお使いいただくために次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

・安全運転を行う責任は運転者にあります。運転者がシフトポジションやペダルの位置および常に周囲の状況を把握し、安全運転に努めてください。
・本製品の機能に頼っていると思わぬ事故につながるおそれがあります。
・車両信号を制御または遮断する後付け装置を装着しないでください。誤作動や思わぬ事故につながるおそれがあります。(例:TVキット、スロットルコントローラーなど)


■加速抑制機能について正しくご理解いただくために

・踏み間違い加速抑制システムは、あらゆる状況でアクセルペダルの踏み間違いや踏みすぎによる衝突を軽減したり防止できるものではありません。
・自動でブレーキはかかりません。必ず運転者ご自身でブレーキペダルを踏んで停車してください。
・登坂路などで車が進行方向とは逆方向に下がり続けると、エンジン※が停止することがあります。必ずご自身でブレーキペダルを踏んで停車してください。
・踏切内に閉じ込められたときは、遮断機を障害物と検知することがあります。そのときは慌てずに一旦停車し、アクセルペダルを踏み続けるか機能オフスイッチを押し、踏切から出てください。
・アクセルペダルを約4秒以上強く踏み続けていると加速抑制機能が解除され、ゆるやかに加速します。
※ハイブリッドシステムおよびエンジンを、エンジンと表現しています。