Honda Magazine

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「なんだ!?このカモフラは!!」開発者肝入り CIVIC TYPE R Prototype 「なんだ!?このカモフラは!!」開発者肝入り CIVIC TYPE R Prototype
2022.2.24

1月14日から2年ぶりに開催された「東京オートサロン2022」。会場に来られなかったHondaオーナーの皆さんに、来場者の話題となったHondaのレポート、STEP WGNに続いて今回は「CIVIC TYPE R Prototype」です。

カモフラージュ柄

何よりも目をひいたのは、このカモフラージュ。擬装という施しで、クルマのデザインの詳細がわからないように開発中のテスト車両などに施すのですが、通常はゼブラ柄などが多いのです。ところが、なんだか赤と黒の不思議な模様です。
近づいて見ると、なんと歴代のTYPE Rの線画やロゴのカモフラじゃないですか!? これには編集部も驚きました! そこで、CIVIC TYPE R 開発責任者に聞いてみました。


開発責任者の声

CIVIC TYPE R 開発責任者

CIVIC TYPE R 開発責任者


柿沼

「年内に発売予定のCIVIC TYPE R。今、絶賛開発テスト中ですので、このような擬装のテスト車両を展示しました。オートサロンはチューニングカーの祭典ですから、やっぱりTYPE Rはみなさんに喜んでいただけると思いまして、先行してお披露目しました。
このカモフラは、デザイナーと私で考え、過去6代のTYPE Rのデザインを散りばめてみたんです。僕自身、初代からTYPE Rを見てきて、そして今回、開発責任者となった時に、やっぱりソウルとか、魂を入れたくて、このようなカモフラのデザインになりました」


なるほど、開発者たちやHondaの魂が、カモフラにまで注入されたようです。
会場では、もう開場時間となって、真っ直ぐにHondaブースに訪れ、TYPE Rの前に立つファンのみなさんも多く。コロナ禍もあって、ブース入場の人数制限もしていましたが、それでも常にTYPE Rの周りは人だかりでした。少し来場者に声をかけてみました。


来場者の声

新井千寛さん・鈴木宏美さん

新井千寛さん・鈴木宏美さん(栃木県)

今日はTYPE Rの実車が見られるということでわざわざオートサロンに来ました。ちなみに現在、CIVIC HATCHBACKに乗っています。前のCIVIC TYPE Rより、洗練されたデザインになったので私的には凄く好みです。歴代のTYPE Rで擬装のデザインされている展示も、Hondaっぽくて面白い! どんどんこういうクルマを創り続けてほしいです。

小原拓也さん

小原拓也さん(東京都)

今回は、このTYPE R目当てでオートサロンに来ました。実際見てみると、前のモデルよりシンプルになった印象、私は好きですね! ターボ搭載? とかあったら、きっと楽しいんだろうな……などと妄想。ちなみにこの擬装のデザイン、スポーツタオルとかで販売してくれたら絶対に買います(笑)! Hondaには、入門的スポーツカーとかを創って欲しい。あとEVのスポーツカーも期待しています。

宇田川 隆さん

宇田川 隆さん(東京都)

実際にデザインを目の前にすると、今回ハッチバックぽさがなくなった印象ですね。前モデルの攻めたデザインも好きでしたけど、今回のTYPE Rが走っている映像が会場に流れていて、カッコいいと思いました! 早く、実際に走っている姿を目の前で見てみたいし、試乗できたらしてみたい! F1撤退は悲しいことでしたが、どんどんこういうスポーティーなクルマを、これからも創ってほしいです。


STEP WGN Concept

CIVIC TYPE Rが見たいから……そんな熱いファンのみなさんが多く来場されていました。


柿沼

「やっぱりHondaのスポーツカーに対して、ファンの方の期待をすごく感じます。今回はカモフラですけど、ほぼデザインも開発もファイナルに差し掛かっています。あとは最終の見極めテストのみ。
会場で来場者の熱を感じて、改めて、人にとってスポーツカーって凄いものなんだなぁと感じました。そして、会場で多くの方から『Hondaはこうじゃなきゃ』と言われて嬉しかったです。Hondaは元気で遊び心がないと! 先頭に立って打ち上げ花火を上げたいと思っていますし、このカモフラもそのひとつで、その気持ちが伝わったように感じました」


年内には正式に発表発売予定のCIVIC TYPE R。そのプロトタイプとしての展示でしたが、本当に会場の話題になっていました。そして何より、編集部が感じたのは開発責任者たちの熱意……設営から現場まで、ずっとTYPE Rを見つめ、置き方にこだわり、拭き掃除まで行う姿、まさに開発者たちの愛が注がれています。
Hondaオーナーのみなさん、正式な発表をお楽しみに〜!


東京オートサロン2022 レポートその1 STEP WGN Concept