自由研究
用意するもの
①食塩 ②しょうゆ ③水 ④わりばし ⑤黒い布(フェルトなど) ⑥ドライヤー ⑦鉄製のなべ ⑧片手なべ ⑨木べら ⑩コーヒーフィルター ⑪コップ ⑫はかり(0.1 gまではかれるもの) ⑬保護めがね
実験の前に必ず石けんで手をよく洗いましょう。
火を使うので大人の人に手伝ってもらいましょう。
しょうゆを加熱するときに煙がたくさん出るので、部屋をよく換気しましょう。
食塩水を加熱している間ははねることがあるので、やけどに気をつけましょう。顔を近づけないようにして、できれば保護めがねをしましょう。
実験のやり方
塩は水にとけても、消えてなくなるわけではないよ。まずは、それを見て確かめよう!
①濃度10 %の食塩水をつくる。
例:水27 mL(27 g)に食塩3 gを入れて、わりばしなどでよくまぜる。
②黒い布(フェルトなど)の上に数カ所、食塩水をたらして、ドライヤーでかわかす。ドライヤーがなければ自然乾燥でもいいよ。
塩は水にとけて見えなくなっても、実際は水の中に存在していることがわかったね。どの場所にも、同じくらい均等に塩が入っていたこともわかったかな?
しょうゆは大豆、小麦、食塩水から作られている。しょうゆから塩を取り出すことはできるかな?
しょうゆ20 mLを鉄製のなべに入れて加熱する。
※煙がたくさん出るので、部屋をよく換気しよう。
炭になって煙が出なくなるまで焼く。バーナーがあれば上からも焼くときれいな仕上がりが期待できるよ。
※バーナーを使う場合は大人の人にやってもらおう。
しばらく置いて冷ましてから、水を30 mLほど加える。こげをこそげ落としてかきまぜ、こげと水をよくなじませる。黒い水ができるよ。
コーヒーフィルターでこす。ドリッパーがなくてもコップを使えばこせるよ。
ろ過できたら、④を別のなべに入れ、中火にかけて水分を蒸発させる。水分が完全になくなる前に火を止めて、余熱で乾燥させる。
※水分がなくなってきたら内容物がはねるので、やけどしないように気をつけよう。顔を近づけないようにして、できれば保護めがねをしよう。
なべに白っぽい粒状のものが残る。これが塩だよ。取り出してみると食塩よりもサラサラしているよ。
※除去しきれなかった有機物などがあるため真っ白ではないよ。
やってみよう
- こい口しょうゆとうす口しょうゆから塩を取り出して、量をくらべてみよう。
監修
L-Kids Lab
就学前から中学生を対象とした子どものための科学体感教室です。
お子様の知的好奇心を刺激する、ワクドキいっぱいのしかけをちりばめた科学遊びをご用意しています。遊びの中で気づいたり、考えたり、工夫したり、表現したり、そして科学が日常の身近につながる機会になるよう、お子様ごとにプラスαの声かけをしながら一緒に科学遊びを楽しんでいます。
教室は、東京都文京区にあります。泊まりでの自然教室は長野県を中心に行っています。
web site:http://www1.tcn-catv.ne.jp/l-kidslab/