ツクイ 倉島さんが語る「お客様のための選択 N-BOX スロープ」

N-BOX G・スロープ

※写真撮影時のみマスクを外しており、常時マスク着用の上取材を実施しております。

総合的な介護事業を行われている株式会社ツクイ様。
デイサービスの送迎用としてN-BOXスロープをご利用いただいています。
今回は、候補車両の提案を行う株式会社ツクイキャピタルの野嶋社長に車両提案時の想いについて、
ツクイ新座事業所主任所長の倉島さんに導入の理由と現場での使い勝手について伺いました。

— N-BOXスロープを候補車両として提案いただいた理由をお聞かせください。

大切にしているのは、「安全性」と「信頼性」。
お客様にご迷惑をおかけせず
安心して乗っていただけること。

株式会社ツクイキャピタルは、株式会社ツクイのグループ会社として、ツクイのデイサービスなどの介護事業所へ車両のリースを行う会社です。数ある車両のなかから候補を選択して提案し、実際に使用するツクイに車両を決定して導入してもらっています。
候補車両の提案で大切にしているのは、まず「安全性」ですね。お客様はもちろん、スタッフも乗りますので安全性はとても重要です。N-BOXはいち早く先進の安全運転支援システムを装備しましたから、安心して選びました。
そしてもうひとつは「止まらないこと」です。故障するなどして止まってしまうと、お客様をお迎えに行くことができずご迷惑をおかけします。N-BOXは、日本で一番売れているクルマですから、信頼性が高いと考え提案しました。もちろん、止めないように予防点検を含めたメンテナンスをするのも我々の仕事です。

また、候補を決める際にすべての車両を集めてもらい、実際にシートアレンジなどを試しました。N-BOXスロープは、今のモデル(2018年にモデルチェンジ)になって、シートアレンジを変更するときとても軽い力でできるようになりました。女性スタッフでも簡単にできる軽さです。現場の使い勝手も大切に考えているので、シートアレンジのしやすさは、N-BOXスロープを提案する大きなポイントになりました。

— 倉島さんが候補のなかからN-BOXスロープを導入されたのは?

1日に送迎を何回も行うので
シートアレンジのしやすさが魅力でした。

デイサービスの朝夕の送迎時には、1台の車両が何往復もします。そのとき、送迎するお客様に合わせて、4人乗車モードにしたり、車いす乗車モードにしたりと、シートアレンジを変更しなければなりません。したがって、1日に何回もシートアレンジを変更することになるので結構大変なんです。
N-BOXスロープは、紐を引くだけで簡単にシートが倒れ、車いす乗車モードになる手軽さがとても魅力的でした。元に戻すときも軽い力でスムーズにできます。他にも理由はありますが、それがN-BOXスロープを事業所に導入した一番の理由ですね。

— デイサービスのお客様にとってはいかがでしょう?

床面が低く、足が上がりにくい
お客様も乗り降りしやすいと好評いただいています。

N-BOXスロープは、車いすの方をお乗せするだけでなく、後席をたたまずに4人乗りの送迎車としても利用します。その際、N-BOXスロープは床面が低いので、ご高齢になって足が上がりづらく、階段が登りにくい方でも乗り降りしやすいんです。そのメリットは乗車時の転倒防止などのリスク軽減につながりますので、車いすは使用していないけれど日常生活で歩行の安定していない方などの送迎車としてもふさわしいと考えました。実際に導入してからも、足の上がりにくいお客様から、「乗り降りしやすい」と好評をいただいています。

電動ウインチの巻き取り速度がちょうどよく
車いすのお客様も安心です。

お客様が車いすに乗って車両に乗り込む際、お客様の身になって適切なサポートが行えるよう、ツクイ新座事業所では、まずスタッフ自身が車いすでスロープの乗り降りを体験するようにしています。そこでの体験を踏まえ、お客様にお声がけしながら、安心して乗り降りしていただいています。N-BOXスロープは、電動ウインチの引っ張り速度が2段階で選択できますから、すべての方にとって遅過ぎず早過ぎず、ちょうどいい速度で乗車いただいていると感じています。巻き取りの状態もフラフラせず安定していますね。お客様から「怖い」という声を伺ったことはありません。

— 運転のしやすさ、取り扱いの点はいかがでしょうか?

運転時の安心感が高く
Honda SENSINGの
注意喚起機能が助かります。

他の車両に比べると、N-BOXスロープはハンドリングが軽快でとても運転しやすかったのも魅力でした。車いす乗車時の運転は、カーブを曲がる時に特に注意を払いますが、安定していてとても安心感があります。
また、Honda SENSINGの「先行車発進お知らせ機能」や、「標識認識機能」がスタッフからとても好評です。本来は運転だけに集中すべきところですが、要支援・要介護認定を受けられているお客様を送迎するものですから、お客様の状態に気を配りながらの運転になります。ですので、前のクルマの発進を教えてくれたり、標識がメーターの横に表示されると、安心・安全な運転を行うための手助けになるので非常に助かります。また、運転視界もよくコンパクトな車体で取り回しもしやすいので、特に狭い道を経由するお客様のお迎えに適しています。そういう意味で、N-BOXは、安心してお客様を乗せることができる送迎車だと感じています。
また、大きなクルマでは駐車しづらい場所もありますから、近隣の方にご迷惑をおかけしないためにもN-BOXのようなコンパクトなクルマはいいですね。

2列目シートのリクライニング角度を調整して
荷室に大型荷物も積載可能です。

4人乗車のとき、お客様が大きな歩行具をご持参されることがありますが、そんなときでもN-BOXスロープであれば、2列目シートの背もたれを少し起こすことができるので、荷室に大きな歩行具などを積むことができます。3名お客様が乗車されて、歩行具1台とシルバーカーが2台といった状況でも、すべての荷物と一緒に移動できるメリットは大きいと感じています。1日でも長くご自宅で過ごせるよう、ご自宅のベッドからトイレまで歩ける訓練のために、歩行を助けるノルディックポールなどをお貸しして、体感いただく取り組みを行っており、そうした荷物が増えた際も乗車人数を減らさずに乗せる事が出来て助かっています。

スロープもスムーズに出し入れできます。

N-BOXの車いす用のスロープは、しっかりとした造りでスムーズに出し入れできるので、スタッフからも非常に扱いやすいという声が上がっています。日々のことですので、こういった使いやすさは大切です。

— ツクイ新座事業所では研修にもN-BOXを活用されていると伺いました。

車いすでの移動感覚を
スタッフ自身が体験して運転に活かしています。

運転を担当するスタッフ自身に車いすで送迎車に乗車してもらい、クルマが走るとお客様はどう感じるかを身を持って体験する機会をツクイ新座事業所では設けています。車いすで乗車すると、高い位置に座ることとなり、曲がる時にどうしても左右に振られやすくなるので、その体験をしてもらうことで、自分が運転したときにより安心・安全な運転につなげてもらうという取り組みです。この体験でも、N-BOXスロープの安定感は評判がいいです。

新人研修や安全研修にもちょうどいいですね。

N-BOXスロープは、新人スタッフの車両乗車練習にも活用しています。座席へ移乗する足の運び方を覚えてお客様のサポートを行う必要があるのですが、新人スタッフにとっては床面が低いN-BOXスロープでまずは練習してもらうようにしています。
その他にも、クルマの死角というのはどういうものかという基本的なことや、その死角から子供が飛び出すこともあるので、乗車前にはどのような確認を行うべきかという研修も行っています。事故を低減するために有効な研修です。お客様第一に介護に取り組むツクイにとって、N-BOXスロープはとてもふさわしい介護車両だと感じています。

  • *2023年3月撮影

  • 株式会社ツクイ
    主任所長

    倉島 拓也さん

    Takuya Kurashima

    大学卒業後、株式会社ツクイに入社し、現在は3つのデイサービスの所長を兼任。『自宅とデイサービスの往復だけではなく、人生を楽しんでいただくサポートを』を信条に、介護一筋、仕事に情熱を燃やす日々を送られている。