停車しているバスの
後ろについたとき

仕事で運転中、乗降中のバスの後ろで
停車した経験は誰にでもあると思います。
ではこんなとき、どう運転するのが正解でしょうか?

センターラインが黄色の実線ですこのとき、停車中のバスの横を通って前に出ても良いでしょうか?

黄色の実線のセンターラインは「追い越しのためのはみ出し禁止」という意味です。この時の、追い越しとは走行中の車両の右を通って前に出ることです。今回のように路上駐車や工事区間などを避けるなど、やむを得ない状況でのセンターラインの右側にはみ出して通過することは許されています。よって「前に出ても良い」が正解です。ただし、バスの側方を通過して前方に出る場合、対向車に気を配ることも大事になりますが、乗降中のバスの前後は人が飛び出してくることもあります。徐行しながら周囲の安全を確認して運転しましょう。

  • 前に出ても良い

  • 前に出られない

センターラインが白の点線で停車中のバスの後ろにいます。後方にはクルマがいるときあなたはどうしますか?

片側1車線の道で対向車が多いと、停留所に止まったバスの前に出るのが難しく、イライラしたり、後続車からのプレッシャーを感じることが少なくありません。しかし、バスの前に出るには、対向車や脇道からのクルマの有無はもちろん、後方からバイクや自転車が来ないかなど周囲の状況を確認する必要があります。よって今回は「慎重に状況を観る」が正解です。仕事で急いでいたり、後続車がいるからと焦って前に出ようとするのではなく徐行をしながら周囲の安全にも気を配って運転しましょう。

  • すみやかに前に出る

  • 慎重に状況を見る

センターラインが白の点線で停車中のバスの後ろにいます。対向車のパッシングが見えたときあなたはどうしますか?

今回の場面では、パッシングを受けたドライバーが、相手側のドライバーが何を伝えたかったのかを状況により判断する必要があります。対向車がパッシングしてくれたことで「道を譲ってくれた」と思って安心して追い越してしまいがちです。実は相手のドライバーが先に行きたいことを伝えたい場合もあります。また、イラストのように右側の路地からクルマが出ようとしている場合、相手側のドライバーはそのクルマに対してパッシングした可能性もあるため、パッシングを受けたからとすぐに判断をするのではなく、状況を確認して行動を起こすことが必要です。

  • すみやかに前に出る

  • 慎重に状況を見る