コラム #2だから安全運転管理が大切なんです

ドライバー内面のリスク!
感情をコントロールする
教育を活用しましょう

安全運転管理者が取り組むことの1番目でご説明した、「運転者の適正把握」についてより具体的にお話します。
従業員の運転適正を知ることは安全運転の第一歩と述べましたが、もちろん知るだけでなく、対処することが必要です。

  • 自分の感情を客観視し、感情をコントロールする教育法が存在します。

    運転適正で特に注意が必要なのは、運転中に負の感情を持ちやすいドライバーへの対処です。負の感情とは、例えばクライアントとのアポイントに遅刻しそうな場合の焦りや緊張、急な割り込みを受けて急ブレーキを踏むなど自身が危険な状態に陥った場合の怒りなどが挙げられます。
    その負の感情をコントロールできず、時間に間に合わせるための速度超過や黄色信号で交差点を無理に通過するなどの危険運転、最近注目されているあおり運転などを行うリスクがあるため、自身の内面を客観視できるよう、日ごろからセルフマネジメントをしていただくことが大切です。

  • 先ほどご説明したような運転中の怒りやイライラなどの心理変化を、運転変化に結びつけさせないように。「アンガーマネジメントやセルフトーク」などの感情コントロール教育や適正検査でリスクの兆候を捉え、ドライバーの内面に潜むリスクの芽を摘む取り組みをぜひ行っていきましょう。

感情コントロール教育の一例として、公益財団法人 国際交通安全学会が提唱する「感情コントロール教育プログラム」が参考になると思います。

交通教育センターでは感情コントロール教育にも長年取り組んでおり、しっかりしたアドバイスをさせて頂きます。研修のご依頼やお困り事など、お近くの交通教育センターまでご相談ください。