テナガエビ
分類
十脚目テナガエビ科テナガエビ属
学名
Macrobrachium nipponense
別名
カワエビ
分布
おもに本州、四国、九州に生息。
大きさ
体長(腕の長さを除く)約10cm。
釣期
4~8月ごろ。梅雨時が最盛期である。
棲んでいる場所
温暖な地域の淡水および汽水域。
生活史
産卵期は5月から秋口にかけて。両側回遊性であり、産まれた幼生はいったん海まで降って稚エビとなる。それから再び川底を遡り、以後は河川内で過ごす。
肉食性で、水生昆虫や小魚のほか、動物の死骸も食べる。
特徴
最大の特徴は、時に体長よりも長く発達する1対の脚。エサをつかんだり、ほかのエビと争う時に使う。ザリガニやカニとは異なり、前から2番目の脚が伸びている。
釣りの対象となっているものには、おもにテナガエビ、ヒラテテナガエビ、ミナミテナガエビの3種類がある。
主な釣り方
ノベザオを使ったウキ釣り、ミャク釣り。エサにはアカムシや小さく切ったミミズなどを使う。
美味しい食べ方
素揚げや空揚げにすると、頭から丸ごと食べられる。ビールのつまみにぴったりだ。頭部のツノ状の部分をカットして空揚げにすると食べやすい。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。