円良田湖は湖の各所に桟橋があるほか、ボートを係留するロープも各所に張られていて、広範囲に釣り場を選ぶことができます。前日に私たちが入った桟橋は、湖の中でも下流寄りにある静かなワンドの中のポイントでしたが、この日は湖の中でも上流寄りにある開けたポイントへ向かいました。
前日から数えて通算「21」(笑)。とはいえこの日の釣りはお昼過ぎまでの予定。100尾超えにはさらなるペースアップが必要です。
そこで先生が「釣りにも慣れて来たし、もう一つ新しい技を授けましょう(笑)」と提案してくれたのが、「仕掛けの連結」という技。つまり仕掛けを1つではなく2つ繋げて長くして「一度により広いタナを探ってしまおう」という作戦です。仕掛けが伸び、ハリの数が増える分、上手に扱わないと逆にトラブルが起きて手返しが悪くなるリスクもありますが、ボートの下を通過するワカサギの群れを「逃さない」効果は確実にアップします。
ちなみに円良田湖はあちこちに桟橋があって、ボート釣りの最中でも最寄りの桟橋から上陸し、歩いて整備されたトイレに行くことが可能。こうした点も男女問わず釣りがしやすく安心な環境だと思いました。
途中、4尾掛けなどもあり釣果は徐々にアップ。それでも回遊は朝の場所が一番安定していそうとのことで戻ることに。この時点で私のカウンターは「80」。なんとかあと20尾釣って目標を達成したい! ちなみに先生は私のサポートをしながらでこの時点で「150」でした(笑)
残すは20尾。しかし昼前、先生が着実にアタリを捉えていく横で、私はしばらく魚を掛けられません。そこで先生と相談した結果、仕掛けの長さを元に戻したうえで、穂先をより張りのあるタイプに変更してみます。すると再びアタリがわかるようになりました!
後半は釣れるサイズが小さくなり、群れもまばらで、1尾ずつ丁寧に掛けていくような状況。そこに仕掛けと穂先の変更が上手く合ったようで、あとは私自身の魚探の見方や道具の扱いが上達したこともあり、ラスト1時間半ほどで20尾と少しの魚を追加できました!
ワカサギ釣りというと、これまでは手軽なレジャーフィッシングのイメージも強かったのですが(もちろんその良さは変わりません)、こんな真剣勝負の楽しさもあるんだ!というのは大きな発見でした。週末は釣具店のワカサギ釣りコーナーを、あらためてじっくりチェックしないとですね。
海なし全8県の川釣りの魅力を知る旅もいよいよ次が最終回。引き続きぜひ応援してくださいね!