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サクラマスの季節とポイント

水量豊富な季節に雪解けのある川の下流部で楽しむ

サクラマスは上流に向かって川をのぼる魚。休憩している場所を捜してみよう。
早い地域では1〜2月から河川に遡上するサクラマス。雪解け水が川に流れ込む3〜4月、そして水温が上がりきる前の5月がサクラマスをねらって川に出かけるいい季節だ。少しずつ上流を目指して川を遡るため、シーズン初期はより海に近い下流域がメインの釣り場。それから気温が上昇するにつれて、中流域でも魚が見られるようになる。
雪解け水が川に流れ込むタイミングが釣りのピーク
雪解け水が川に流れ込むタイミングが釣りのピーク
春になると遡上を開始するサクラマスは、河口付近の汽水域を経て、真水に体をなじませながら少しずつ上流を目指す。そのため、次の移動に備えて休憩しているところに群れが溜まっていることが多い。たとえば早の一つ下にある深み、あるいはそうした急流を越えた上流にある深みをねらってみよう。ただし瀬に潜む遡上中の魚はルアーに好反応を示すことが多いので、下にある深みと瀬をセットで探る意識も大切だ。
また、サクラマスは川底の岩やテトラポッドに付いていることがある。水中の障害物は川の流れに変化を生み、水面にヨレとなって現われるので、釣り場の周囲をよく観察してみよう。川岸にテトラが並んでいるところは周囲に比べて深いことが多い。サクラマスの隠れ家になっている可能性があるので、足もとまでしっかり探りたい。
テトラポッドは意識すべきポイント
テトラポッドは意識すべきポイント
テトラポッドは意識すべきポイント
テトラポッドは意識すべきポイント
サクラマスは河川や地域によって釣りをしていい期間がそれぞれ異なる。必ず管轄漁協の遊漁券を購入し、規則を確認したうえで釣り場に向かうこと。日釣券で釣りができる場合がほとんどだが、川によっては事前に漁協による抽選が行なわれることもある。また、禁漁区が設けられている河川も多いので、こちらも釣行前に管轄漁協のホームページなどで確認しておきたい。
遊漁券は必ず購入
遊漁券は必ず購入
その他のルールも事前によく確認しておく
その他のルールも事前によく確認しておく
※このコンテンツは、2017年5月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。