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一つテンヤマダイの釣りができる乗合船を確認する

予約はまず船宿に電話。さらに当日は天候などにより出船が中止になる場合もあるので、前日にも必ず確認の電話を入れる。出船の最終的な判断をするのは船長。天気がよさそうな場合も、逆に崩れそうな場合も、自分の判断だけで出掛けたり、無断でキャンセルしたりしない
一つテンヤマダイの釣りは、千葉県の外房地区にある大原港(いすみ市)が発祥の地。船釣りでは一般にお客さんを個別に受け付けて、集まった人たちが同船して出船する「乗合船(のりあいせん)」と、数名で1つの船を貸し切る「仕立船(したてせん)」の2つの形態がある。個人または少数の仲間で出かける際は、ほとんどの場合、乗合船を利用することになる。
乗合船には予約不要で当日船宿へ行けば乗れる船もあるが、一つテンヤマダイの釣りでは多くが「予約乗合」。まずはこの看板を掲げている船宿を捜す。
一つテンヤマダイの釣りが登場してから10年以上がたち、現在、関東なら茨城県の日立港やその周辺、千葉県の九十九里から外房の各港、そして東京湾の一部でもこの釣りができる乗合船が実施されているが、ここでは中でも船宿が多い太東・大原・勝浦川津などの外房エリアを例に乗船までの段取りを紹介したい。
外房各港の乗合船は、季節にもよるが、日の出の時間帯に合わせて出港する午前船と、正午過ぎに出港する午後船の2つがある。それらの情報は釣り雑誌やスポーツ新聞の釣り欄、船宿のホームページで確認できる。最近の船宿にはその日の釣れ具合をいち早くアップしているところも多い。
乗ってみたい船宿が見つかったら、「出船時間/帰港時間」「集合場所/集合時間」「乗合料金/エサ代」「レンタルタックルの有無/料金」などを確かめておく。初めての釣りであればその旨を伝えておくとさらに安心だ。午前船は遠方からならマイカー利用もしくは民宿などでの前日泊になるが、午後船は電車釣行も可能で最寄りの駅まで送迎してくれる船宿もある。
なお、朝が早い船宿への予約や問い合わせは日中の時間帯か、遅くても翌日の天気予報が伝わる午後7時までにすませるのがマナーだ。
釣行日は余裕を持って集合場所に行く。船宿の受付もしくは乗船場が集合場所になっている場合がほとんどだ。着替えや釣り具の準備を落ち着いてできるように、出船1時間前までには到着しておく
釣行日は余裕を持って集合場所に行く。船宿の受付もしくは乗船場が集合場所になっている場合がほとんどだ。着替えや釣り具の準備を落ち着いてできるように、出船1時間前までには到着しておく
釣り座(座席)は先着順で、プレートに札を掛けて取る場合(写真)と、船に荷物を置いて取る場合とがある。どちらなのかは予約の段階で確認しておくとよい。空いていれば好きな釣り座を選べるが、入門者には船の揺れが少なく、船長にアドバイスも聞きやすい操船室付近(胴の間)がおすすめだ
釣り座(座席)は先着順で、プレートに札を掛けて取る場合(写真)と、船に荷物を置いて取る場合とがある。どちらなのかは予約の段階で確認しておくとよい。空いていれば好きな釣り座を選べるが、入門者には船の揺れが少なく、船長にアドバイスも聞きやすい操船室付近(胴の間)がおすすめだ
外房の午前船は夜明け前に出港することが多いのでヘッドライトを用意しておきたい。また、港内で足を踏み外したり、荷物の置き忘れをしないように注意しよう
外房の午前船は夜明け前に出港することが多いのでヘッドライトを用意しておきたい。また、港内で足を踏み外したり、荷物の置き忘れをしないように注意しよう
釣り座に落ち着いたら、タックルやロッドホルダーなどを整えて出港を待つ。サオは船が走り出す前までに継いでガイドにイトを通しておく
釣り座に落ち着いたら、タックルやロッドホルダーなどを整えて出港を待つ。サオは船が走り出す前までに継いでガイドにイトを通しておく
早朝出船の際に見られる明けゆく空の美しさは格別。一日の釣りへの期待もおのずと膨らむ
早朝出船の際に見られる明けゆく空の美しさは格別。一日の釣りへの期待もおのずと膨らむ
※このコンテンツは、2016年10月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。