人気の西湘サーフでウナギとワカシにWチャレンジ!
夏を満喫する夕涼み&朝活の釣り

神奈川県の相模湾に面した約30㎞の海岸線、通称「西湘サーフ」は、夏から秋にかけて多くのアングラーが集まる人気の釣り場です。これからの季節はワカシなどの回遊系青物をルアーフィッシングでねらえますが、もう1つ、このエリアには隠れた人気者がいます。近年の夏はとにかく暑い!ということで、涼しい時間に楽しめる2つの釣りに欲張りに挑戦。はたしてその結果は?

厳しさ増す猛暑。それなら涼しい釣りに行こう!

こんにちは。Honda釣り倶楽部監修者の八木です。今年も暑い夏が続きますね! 釣りも熱中症対策が欠かせませんが、そもそも涼しい時間に楽しむというのも1つの手。今回は、そんなアイデアを欲張って実践してみました!
八木さん、今年も相模湾にワカシの群れが回って来て、西湘サーフのライトショアジギングの季節が始まりましたよ。開けた海岸で思い切りキャストして、「ズドン」とルアーに魚が乗った時の感触は最高です!
いいですね〜。サーフのライトショアジギングって、実はあまり経験がないんですよ。それで前からやってみたいなと思っていたので、ぜひコツを教えてください。で、実はもう1つ、気になる釣りにもお付き合いいただきたいなと。
「夜のウナギ釣り」ですね(笑)。最初に聞いた時は「ウナギですか?」と思いましたけど、西湘エリアなら確かにありですよね。
そうなんです! たとえば西湘サーフにある相模川や酒匂川といった大きな川は、ウナギ釣りも盛んです。そのほかの中小河川も、実はウナギが釣れているところがある。せっかくなので、ワカシをねらうだけじゃなく、夜はその可能性も探ってみたいなと。
いいですね! やるからにはぜひ2種目制覇をめざしましょう!
7月上旬、少し涼しくなる午後3時過ぎにやって来たのは、西湘サーフの中では小さな釣り場の1つである大磯海岸。海辺に駐車スペースがある。クルマはSUVらしいダイナミックな走りが楽しめて釣り具も余裕で積めるWR-Vをチョイスした
荷室には夏の釣りに欠かせないクーラー、ショアジギング用のタックル、砂浜を歩くシューズやライフジャケット、ウナギ釣り用の道具あれこれ、アウトドア用のチェアなどを積載。2人分一式を積み込んでもすっきり収まって腰も掛けられる(これが意外とラク)
初日の夕方前は大磯海岸でライトショアジギングをまず開始! 西湘サーフのワカシねらいは朝が本命。具体的には日の出から朝8時くらいまでの数時間が時合になる。とはいえ、同じく光量が少ない夕方は、1日の中でもワカシが釣れるかもしれないチャンスタイム。あわよくばの釣果も期待しつつ、ウォーミングアップを兼ねてサオを振った
すると「来たんじゃないですか?」と佐藤さん。なんと開始早々「着水直後のフォールでアタリがあった」とつぶやくと、次のキャストでフッキングに持ち込んだ!
リールを巻き続け、そのまま掛かった魚を一気に波打ち際から抜き上げる!
「今日の海は濁っていますし、朝にならないと厳しいかな」と言っていたはずが、早くも本命をゲット。「どうして釣れたのか謎。これはマグレですよ(笑)」と謙遜するが、名手の技量がちゃんと詰まっていた
いきなりワカシ! すごいじゃないですか! 自分も釣りたい!
ここで釣れているという事前情報はなかったですし、海の条件もよくはないですからね。でも、濁りが広がっている波打ち際の向こう、潮の色が澄んでいる沖には少し魚がいるのかもしれません。
佐藤さんの言う通り、この時の海は朝からの強い南風と満潮が重なって、手前が茶色く濁っていた。その中でタイミングよくルアーを沖に遠投できるかがカギだったようだ
八木も懸命にキャストするのだが、飛距離は佐藤さんがコンスタントに投げるラインの手前3分の2ほど。回遊魚ねらいではこのちょっとした差が釣果率に大きく影響する
1尾目のあとも左右に歩きながら遠投していた佐藤さんは続けて2尾目をキャッチ!
飛距離だけじゃなくルアーの動かし方も違うのかな?
ルアーはお伝えしたとおりタダ巻きで大丈夫ですよ。僕も釣れた時は着水後のフォールでまず魚の気配があって、そこからのタダ巻きでヒットして来ました。逆に手前はまず釣れない。そこで着水からしばらくの間で反応がなければ、早めに見切って回収して、場所を変えながらキャストしています。
キャスティングの飛距離とその状況判断の早さの差だな〜
青物の中では可愛らしいサイズのワカシだが、実際に釣るとなればアングラーの腕はちゃんと試される。ただ、この時の群れはやはり薄かったようで、佐藤さんもその後は沈黙。日没を迎える前に次なる本命にターゲットを切り替えてクルマに戻った
僕のワカシは明日の朝までお預けですね。でも、広いサーフで思い切りキャストして釣りをするのは気持ちがいい!
もともとワカシが釣れているという情報が出ていたのは、もう少し西の国府津(こうづ)海岸、酒匂(さかわ)海岸、山王(さんのう)海岸などです。なので、明日の朝はそちらに行きましょう! まずは次の本命ですね。
夕方の釣り場にここを選んだのもそれが理由。次は僕も頑張りますよ!
  • ※走行中は安全のため、シートベルトをお締めください。
  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※このコンテンツは、2025年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。