男の料理対決!!
					ブイヤベースvsテナガエビ
					
						
							竜洋海洋公園オートキャンプ場には、さまざまなタイプのキャンプ用サイトやコテージが広大な敷地に点在している。人数や用途、好みに合わせてさまざまな遊び方を選べるのが魅力だ。
							今回は魚を調理する必要があるので、流し台が設置されたAC電源付きのサイトを選んだ。もちろん、水道は飲用水なのでそのまま料理に利用できる。
							駐車場が各サイトごとに設けられているのも便利だ。
							タープを張って日陰を作り、テーブルや椅子を準備したら、いよいよクッキングタイムのはじまり。オチアイがクーラーボックスから
マゴチを取り出すと……女の子たちが悲鳴をあげた!
							「いや、たしかに見た目は怖いけどね、そういう魚は概して美味しいんですよ。ほら、アンコウとか、
ホウボウとか、ハッカクとか。あ、ハッカクというのは標準和名でトクビレと言って……」
							 マゴチを擁護するはずが、思わずマニアックな魚種を挙げてしまって墓穴を掘るオチアイ。そのスキに、ササキが包丁を握って流しに立った。
							「どいたどいた! のんびりしてると腐っちまうよ。魚をさばくっていうのはギャンブルと一緒、スピード感が大事なんだよね」
							と言うやいなや、鮮やかな包丁さばきでマゴチをブツ切りに、する、はずだった。しかし骨が太くて「刃」が立たない。
						
 
						
							
							
						
						
							
						
						
							
						
						
							「ふふふ、ササキさん、パワー不足ですね」
							「なにぃッ、じゃあやってみろよ」
							「太い中骨は、体重を乗せて一気に断つ!……あれ」
							「スピードが足りないようだね」
							「ボクの釣ったマゴチに触らないでください」
							「マグレゴチのくせに!」
							「負け犬の遠吠えですか、ふふふ」
							「負けてねぇし。数釣りではオレの勝ちだもん、
テナガエビ20匹釣ったもん」
							「これは失礼、エビ名人のササキさん」
							「む、むかつく……」
							
							2人がつまらない意地の張りあいを続けている間にも女性陣は粛々と料理の準備を進め、あっというまに4品が完成した。
							まずはオチアイの釣ったマゴチのブイヤベースから。
							「はじめは、“え、頭まで入れるの?”って思ったけど、びっくりするくらいダシが出てますね~。ダイナミックな男の料理って感じ」と、ともこさん絶賛。ホクホクとした白身の味わいとコクのあるスープのコントラストが大好評だ。
							「ちなみにボクの釣ったのはコレです!」とササキが割って入った。かなこさんに差し出したのは、テナガエビの素揚げである。「これ、何か味付けしてるんですか。え、お塩だけ? テナガエビって初めて食べたけど、こんなに美味しいんだ」
							
							というわけで、男の料理対決はこれにて引き分け。帰りの車内では会話も弾み、「趣味に熱中してる男の人って魅力的ですよね」「次は、私たちも釣りに行きたい!」って言われたんだとか。ササキ&オチアイが草食男子を卒業する日も近い!?
						
 
						
							
							
							
							
						
						
					 
				 
				
					※撮影:浦壮一郎/文:水藤友基
					※このコンテンツは、2010年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。