人気アングラー
晴山由梨さん&そらなさゆりさんが
参加者をサポート!
2023年4月29日(土・祝)、Honda ASOBI BASE釣りカテゴリーでは初のリアル体験船釣りイベント「湘南の地魚を釣って食べる」が開催されました。神奈川県の湘南エリアで船釣りを体験後、船宿に隣接したレストランで釣った魚をプロの手で料理してもらい美味しく食べるイベントです。インストラクターとして晴山由梨さんとそらなさゆりさんも参加したこのイベントの模様をレポートします。
講師プロフィール
4月29日、抽選で選ばれた7組14名の参加者が神奈川県鎌倉市の腰越港に集まった。腰越港を拠点にする釣り船・秋田屋の森下丸に乗船して、いろいろな魚がねらえるウイリー五目釣りを体験するのだ。
富士山を望む腰越港。乗船予定の船にはレンタルロッドがずらり
ウイリーとは、色とりどりの毛糸を巻いて魚の興味を引くようにした釣り針のこと。このウイリーがセットされた仕掛けで、魚種を問わずねらってみるのがウイリー五目釣りで、アジやサバと言った青物のほかマダイ、カサゴ、イサキなど食卓でおなじみの魚がターゲットになる。
この日は晴天に恵まれ、港の西方にはまだ山頂に雪を被った富士山がよく見えた。南風が強くうねりが高くなる予報だったが、出船できないほどではなくスタッフ一同は胸をなで下ろした。インストラクターとして参加の強力な助っ人、TVの釣り番組や雑誌などのメディアでも活躍する晴山由梨さんとそらなさゆりさんの挨拶でイベントがスタート。
参加者は、船釣りは初めてという人や、久しぶりに親子で釣りをするという人がメインだった。そのため、まずは森下丸の船長が釣り竿の取り扱いや仕掛けの操作などを実演してくれ、参加者は熱心に耳を傾けた。
乗船前に全体に向けて道具の取り扱いをレクチャーしてくれた斎藤太俊船長。オレンジ色のパーツは海中で魚を寄せるためにコマセ(寄せエサ)を詰めるカゴで、「ビシ」と呼ばれる
全員がしっかりライフジャケットを着用して乗船すると、船はいよいよポイントへ向かう。波が高めだったため、釣り座によっては水しぶきがかかるコンディションだったものの、お父さんと船首側の釣り座に座っていた小学生は「全然平気!」と釣りをするのが待ちきれない様子だった。
ライフジャケットをしっかり着用し釣り座に座る。目の前の桶にはコマセが入っているので、これをビシに詰めながら釣りをする
港から10分ほどのクルージングでポイントに到着すると各々が道具を手にして釣りを開始。はじめはぎこちない手つきで仕掛けをセットしたり、ビシにコマセを詰めていた参加者たち。やはり心強いのが晴山由梨さんとそらなさゆりさんの存在で、右舷と左舷にわかれて一人一人につきっきりでお手本を見せる。それがひと段落すると、周囲を見渡してスムーズにやれていない人がいれば駆けつけてトラブルを解決していく場面も。
晴山さんとそらなさんのサポートが頼もしい
その甲斐あって、参加者の一連の動作はすぐにこなれてきた。すると、左舷の参加者に船中1尾目の魚がヒット。慎重に巻き上げてみると赤色が鮮やかなホウボウだった。この魚を皮切りに船のあちらこちらで歓声が上がり始めた。右舷船尾のご夫婦がアジをキャッチすると、船の揺れを物ともせずに釣りを続けていた最年少の小学生にも大きなアジがヒット! 群れが回ってきたのかサバが連発する時間帯もあり、船中は大いに沸いた。
終わってみればほとんどの参加者が食べておいしい魚を手にすることができ、ほくほく顔で帰港することができた。
釣った魚に舌鼓。
湘南の地魚イタリアンを囲んで
懇親会!
船を降りて休憩を済ませた後は、港から徒歩でアクセスできるレストラン「鱗亭」へ移動。晴山さんとそらなさんを囲んだ懇親会で、この日参加者が釣った魚を使った料理が待っている。そらなさんの乾杯の合図で懇親会がスタート。アジ・サバ・マダイ・ホウボウの刺身に舌鼓を打った。
2時間前まで海で泳いでいた魚が料理に
同じ船で釣りをした参加者同士、懇親会も大いに盛り上がった
つい2時間前まで目の前で泳いでいた魚はやはり絶品。ぷりぷりと張りのある引き締まった食感と、噛むほどに味が出てくる刺身を楽しんだ。
料理のほかにも参加者が心待ちにしていた時間がある。晴山さんとそらなさんへの質問コーナーだ。イベントの申し込み時に二人への質問を投稿してもらっていたものに、フランクに回答してもらった。いままでにいちばん楽しかった釣りは?という質問には、晴山さんは東京湾のアジ釣りと回答。手軽に楽しめ船釣りにハマったきっかけになったという。そらなさんは水深300mに300gのジグ(鉛でできたルアー)を沈めて誘うヘビーな釣りを挙げた。キンメダイ、アカムツ、ノドグロなど非常に美味な高級魚をねらって帰宅後も味を楽しむそう。
魚料理についての質問も多く出された。釣れた魚を釣りに行ったその日にさばくか、翌日にさばくかと聞かれた晴山さんは「理想はその日にさばいて食べるのが新鮮でおいしいけど、疲れてしまっていて無理なときもあります。そのときは“寝かしたほうがおいしくなる”と言い聞かせて翌日にさばきます。保存するときは切り身にしてしまうと傷むのが早くなってしまうので、内臓だけとってキッチンペーパーでくるんで冷凍します」と自身が実践している方法をご紹介。
そらなさんは「根魚は寝かせても美味しいけれど、アジ・サバ・カツオなど走り回る系の魚はその日に食べたい。コマセで釣る魚は時間を置くと匂いがついてしまうこともあるので、なるべくその日にさばいたほうが良いです。食べきれない分はパン粉などをふって、あとは揚げるだけにして冷凍しておくとすごく楽です」とアドバイスを送った。
実は懇親会で出されたのは釣れた魚の一部。参加者のクーラーボックスにはお土産用の魚も多く残されていた。晴山さんとそらなさんのアドバイスは帰宅後も大いに役に立つものになり、参加者は釣りの思い出とともに持ち帰っていた。
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