浜名湖でハゼ釣り＆絶品レシピ！ 手軽で美味しいアグロドルチェ編
からりと揚げたハゼの旨味を甘酸っぱさが引き立てる「アグロドルチェ」
釣りを終えたあとは三浦さんの自宅キッチンへ。ハゼの下処理は三浦さんに教わりながら岡村さんが担当した
ハゼってお店で売っていないよね？ 釣りをしないとまず手に入らないから、意外と下処理の方法がわからない。
たしかにそうかも。今日はおすすめの方法を伝授して差し上げましょう！……って、とても簡単だから安心して（笑）
小さい魚だけどウロコは取るんだよね？
ウロコ、内臓、エラはちゃんと取ってから料理します。１匹ずつ包丁を使って作業してもいいんだけれど、今日はたくさん釣れた時にまとめてできる方法を教えるね。
ハゼはまずきれいに下処理する。始めにハサミでエラの下の付け根を切り、続けて縦にハサミを入れて切り口から内臓とエラを取り出す
内臓とエラを取ったハゼをボウルに入れたらたっぷり塩を振り、ウロコを取るイメージで揉み洗いする
ハゼの身に塩が染み込みすぎないうちに流水ですすぐ。この作業を3～4回繰り返し、ヌメリが取れて水もあまり濁らなくなればOK。ハゼの細かいウロコも取れる。下処理を終えたハゼは水気をよく切り、お腹の中と表面をキッチンペーパーで軽く拭いておく
ハゼのアグロドルチェ
①ハゼ（5～10尾）、②赤タマネギ（1個）、③赤ワインビネガー（大さじ3）、④砂糖（おおさじ2）、➄くるみ（大さじ2）、⑥イタリアンパセリ（適量）、その他に片栗粉、揚げ油（米油がおすすめ）、塩、胡椒、オリーブオイル（それぞれ適量）
1. ハゼを揚げる
下処理を終えたハゼに軽く塩胡椒を振って下味を付ける。シーズニング用の調味塩を使ってもよい
下味を付けたハゼと片栗粉をビニール袋に入れてよくまぶす
初めに160℃の油でじっくりと揚げる
気泡がある程度小さくなったら、まだしっとりとした状態のうちに一度バットに上げる。次に190℃に温度を上げた油でカリッと色が付くまで揚げる
2. アグロドルチェの素を作る
赤タマネギをスライスしたら5分ほど水にさらし、最後に水気をよく切っておく
フライパンにオリーブオイルを入れ、スライスした赤タマネギを中火でしんなりするまで炒めたら、そこに赤ワインビネガー、砂糖、塩胡椒（適量）を加えてひと煮立ちさせる
火を止めて冷ませばアグロドルチェの素の出来上がり。すぐに使ってもよいが、冷ましたものを冷蔵庫で少し寝かせると赤みがより鮮やかに出る
良型のハゼは皿に並べ、アグロドルチェの素、炒ったクルミ、粗みじん切りしたイタリアンパセリをまぶす
ハゼが小振りの場合や、全体をよりなじませた味を楽しみたい場合は、アグロドルチェの素とハゼをしっかり混ぜ合わせてから、皿に盛って炒ったクルミと粗みじん切りのイタリアンパセリをまぶす
釣りたての落ちハゼを使ったアグロドルチェの完成！
さっちゃん、お手伝いありがとう！ さっそく食べてみよう。
料理する前は地味な見ためだったハゼが、すっかり華やかなイタリアンの一皿になったね。さすがあいちゃん。
気になるそのお味は？
うん！ ハゼはこれまでも食べたことあるけど、大きなハゼはさらに味が濃いね。それが甘酸っぱい赤タマネギと一緒になることで、さっぱり食べられるのに美味しさが引き立てられている感じ。大きな頭も丸ごと食べられる！
よかった！ あとは作りたても美味しいけれど、少し置いて全体をなじませてから食べるとより味に深みが出るよ。冷蔵庫に入れておけば1週間くらい保存できるからね。
それならお弁当のおかずにもいいよね〜。
もちろん！ あとは味付けを調整して、お子さんが食べやすいように甘くしたり、大人で酸っぱいのが好きなら赤ワインビネガーを多めにしても美味しいよ。
2馬力ボートで広い湖に浮かんで、二人でおしゃべりしながら釣りをする時間も楽しかったな〜。ぜひまた誘ってね。
そう言ってもらえるとうれしいな。よーし、次もたくさんお魚を釣って、また一緒に美味しく食べましょう！
こうして浜名湖の落ちハゼ釣りと美味しい料理は無事終了。釣って、作って、食べるアクティブな1日を楽しめた
- ※このコンテンツは、2025年11月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。