選出の心
長年ご家族の愛車だったシティを手放すことになった、わたうさぎさん。どうしてもHonda車でなければ駄目だ、と探し出したのがN-ONE。一目で気に入った「その子」を新たな家族を迎えたわたうさぎさんに、7月の家族会議大賞を贈ります。世界で一番可愛い愛車と一緒に、これからもたくさんの思い出を作ってくださいね。おめでとうございます!
兄のような存在
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父は34年間ワンオーナーでシティに乗っていました。それ以前は他社の車だったそうですが、Hondaのほうがいいと決断して1982年に購入したそうです。私はお腹にいたころからシティに乗っていたので愛着が物凄く強く、兄のような存在でした。シティを運転したいがために免許を取ることを小さい時から心に決めていました。そのくらい私たち家族にとっては家族同然でした。シティが20歳になった時は成人式っぽいお祝いをしましたし、30歳になった時にもお祝いしました。エンジンの調子が良くないと、その度に整備工場に持っていき、手製で部品を作ってもらって動けるようにしてもらってということを繰り返しながら、34年間私たち家族を支えてくれました。時にはレッカーのお世話になったこともありましたが、それでもシティの中にいれば怖いことはありませんでした。仕事でいろいろな会社の車に乗ることがありましたが、エンジン音の良さ、乗り心地、フォルム、どれをとってもHondaに勝るものには出会えませんでした。Hondaだったから、34年も乗り続けていられたんだと思います。そして父が定年後に買ったバイクもHondaのDioです。やっぱり一目惚れしたんだとか。なので我が家はHonda以外の車に出会っても「なんかちょっとかわいくないよね」とか「なんかごついよね」と言っては「それに比べてうちの子は可愛い!!」となります(笑)N-ONEオーナーとなって4年経ちますが、常に新鮮かつ飽きのこない子だな〜とつくづく思います。

「うちの子が一番!」
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今回のクルマ選びにおいての条件は、とにかくシティに似ていることが絶対条件でした。私たち家族にとっては特別な存在だったので 、赤でシティ似の子という選択肢しかありませんでした。
実際に初めて乗った時の感想は「あ、軽なのに広いな」でした。シティがそこそこの広さだったので、軽=狭いというイメージがなんとなくずっとあったのですが、その考えを初めから壊すくらいシティと変わらぬ広さ、なのにコンパクトな形状に更に惚れこみました。また、前オーナーさんがオプションでオーディオやバックモニターをつけていたので「愛されていたんだな」という思いを感じました。
見た目からか、たまに「いたずらっ子」と言われます。(目がまんまるだからでしょうか…)出かけ先で同じN-ONEを見かけると「兄弟がいる!」と車内がちょっとした騒ぎになります。でも、色などをしばし見て「うん、やっぱかわいい。でもうちの子が一番!」で終わります(笑)
ちょっとした買い物にも使うので、ほぼ我が家の重要な足です。今後落ち着いたら東北一周もこの子と一緒にする予定です。

購入の決め手
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とにかくコンパクトで、派手すぎない色合いが気に入っています。赤ってなかなか普通だと手に取りにくい色な感じはありますが、このミラノレッドは誰が持っても似合う色だと思います。
乗り続けたことで気づいたのは、エンジン音の安定感ですかね。車には全く詳しくないので性能とかはあまり感じたことはないですが…。坂道にも全く負けないエンジンの強さには驚かされました。(シティの時は坂道発進が怖かったので…)また、燃費が非常に良い点も魅力的ですね。ほんとにこれ軽なの?と時々聞いちゃいます。この子に(笑)
私にとってクルマとは、単なる乗り物、道具ではなく「家族」です。シティは兄でしたが、N-ONEは年の離れた弟だったり子どものような存在です。なので冒頭からずっと「うちの子」と呼んでいます。
どこへ行っても見劣りしない自慢の子なので、旅行などにどんどん連れていきたいです。シティと同じく、ずっと長く乗っていければと思います。