選出の心
前車のライフも限界!ふたりきりのご夫婦で満足できるクルマに買い換えることを決意したMrs.こばさん。検討を重ねるうちにHondaへの思いに気づいたり、19年ぶりのクルマ選びに浦島太郎の気分になったり…そうして便利で賢い、凄いクルマを手に入れたMrs.こばさんに6月の大賞を贈ります。おめでとうございます!これからどんどん車中泊をお楽しみください!
19年のクルマの進化に夫婦で大はしゃぎ!
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高速道路でACCとLKASを試した時、前を走るトラックが減速をしたようでした。するとフィットが減速したのを感じました。「凄い!賢い!一生懸命前のトラックと車間取ろうと減速してるよ」走行車線でわざと左側へハンドルを切るとハンドルが振動して教えてくれ、且つ右にハンドルが切れて修正してくれました。「わー、フィットに叱られたー(笑)」
高速を降り、少し狭い一般道を走行中に自転車に乗る人が前に見えました。すると警告音が鳴り、その存在を教えてくれました。また、標識を読み取り表示してくれたりとその感覚はラリーのナビゲーターが教習車の助手席にハンドルも付いてる車に同乗してあれやこれやと世話してくれて危険回避までしてくれている様を想像してしまいました(笑)終始、感嘆の声を上げ、夫婦ではしゃぎました。「登り坂グングン登るねー!峠道でソワソワしないで済むね。」ライフの時は後続車が来ると譲ったり、なぜか「スミマセンスミマセン本当にスミマセン」「少々オマチクダサイ、オユズリシマス、オマチクダサイオマチクダサイ」「ガンバレー…ガンバレライフ…」と呪文のようにぶつぶつ言いながら運転していたのですが、フィットに乗ってからは呪文はもう必要ないです。
勾配きつめの登り坂を思うようにライフは登ってくれなかったんです。仕方もないです。19年も人を乗せてるんですから、登らないのは当然です。登ろうとエンジンは唸るのに…可哀想に、登れない。次は登り坂だ、山を登るぞ!となると人の頭を撫でるようにインパネを撫で「頼むよ!頑張れライフちゃん!」と声を掛けるのが習慣になっていましたが、フィットに乗ってもこちらの習慣は残りそうです。「さ、登るよ!フィットちゃん!」とインパネを撫でていた自分がいました。エンジンが唸るのに進まないなんてことはフィットにはないのですけどね。私達夫婦は最新技術に驚き、とても感動しました。

生前の父、夫との思い出には『Honda』があった
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生前の父は零細中小企業の経営者であり、また、技術者でもありました。父の会社は金型を作っていました。T社、N社の車の金型は勿論、Hondaの車の金型も作ったこともあったようです。子どもの頃、テレビから車のCMが流れるたびに「この車の〜〜の型はな、お父さんが作ったんだぞ」と誇らしげにしていたのを覚えています。どの車種だったかは残念なことに記憶にないのですけど…。お取引させて頂いていたせいなのか、それとも父が、本田宗一郎氏と自身を重ねていたのか、それは今となってはわかりませんが、父は本田宗一郎氏をとても尊敬し、憧れていたように思います。「本田宗一郎はなー」と、ことあるごとに話していました。父と本田宗一郎氏に面識はないはずなのですが、父の口から聞く本田宗一郎氏は、まるで父にとってとても親しい父の師のようでした。
「お前が大人になった時、きっと役に立つから必ず読めそれで夏休みの読書感想文を書くといい」と本田宗一郎氏の本を渡されましたが、その時私は小学生5年生、読書感想文は課題の本を読んで書くと言っても「本田宗一郎の本のほうがいいのに…。」と落胆する父を見て私は、宿題の読書感想文と、父に提出用の本田宗一郎氏の本を読んだ感想文を書きました。大人が読む本でしたから、とても大変でした。 あとはF1。「エンジン、HondaはエンジンがいいからF1に参加できるんだ。金の力だけじゃ参加できないんだよ。モノが良くなきゃ仲間入りなんかさせて貰えないんだぞ、Hondaは大したもんだよー!」これも父がよく言っていました。晩酌をする父と一緒にF1中継を観たものです。
また、私と夫の思い出の中にはいつもHondaがありました。どうしてこんなにHonda車が好きなんだろう?その答えはまだ漠然としていて明確な理由がないのです。例えて言うならば、恋愛に似ていて、どこが好き?という問いには思いがまとまらずに、全部!!と答えてしまうような、そんな感覚なのです。ただ言えるのは「いい車をありがとう」19年乗ったライフ、本当に丈夫、頑丈でした。古いですからね、そりゃあ燃費は今のクルマとは違いますよ。 だけど一度たりともトラブルはありませんでした。殊更丁寧に扱っていたわけでもなんでもありません。普通に乗っていて、年数を重ねても普通に乗れているって凄いことだと思うんです。そしてフィット。コンパクトカーだけど、フィットでできることはちっともコンパクトではなく夫婦でできることを、夫婦二人の人生の豊かさを無限に広げてくれています。私達夫婦はHonda車が大好きです。Hondaさんには感謝しています。これからもいい車を作って下さい。

購入の決め手
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私は欲張り者で「(それなりに)あれもこれもできる車」。夫は安全性が最重要。自分達が事故の加害者になってしまうことがあるかもしれない。そういう不安を和らげてくれて、事故を未然に防ぐ手助けをしてくれる安全性能は不可欠。そして、これも譲れなかったのが「夫婦二人での余暇にフル活用できる車」私達夫婦にはキャンピングカーで旅をするという夢があったのですが、キャンピングカーを通勤や買い物などの「生活の足」にするのは私達にはとても不経済に思えましたし、普段使いの車、余暇用の車と複数所有出来るほど私達に余裕はありません。でも、体力があるうちに二人であちこち行きたい(但しなるべく低予算で)だから二人でそれなりに車中泊が可能な車が希望でした。
HYBRID・L Honda SENSINGに決めたのは、プレミアムブラウン・インテリアでした。本当に素敵で、落ち着いた色合いの車内は運転していても、助手席にいても気分が良くてお気に入りです。
用途はありとあらゆることに(笑)日常の通勤、買い物から日帰りドライブ旅行。車中泊を駆使した低予算旅行も!7月末から8月にかけて二人で三泊四日の旅に出ます。無理をしない程度の車中泊で行ってきまーす。
夫の両親を乗せて食事に行った時、夫の実父はT社のコンパクトカーAに乗っていますが、フィットの後部座席の広さをとても評価してくれました。「やはりフィットは広いなー。」と。ただ、足回りの固さには歳を重ねた両親には少し乗り心地に難があったようです(笑)私達夫婦には足回りがフニャフニャは怖く感じるのでフィットくらいの固さが丁度いいのですけれど…。
私にとって車は人生を豊かに彩ってくれる愛すべきモノ。いつか誰かが言っていたような…「工業製品で「愛」がつくのは車だけ。愛車って言葉。」得心した。「恋愛にも似ている気持ち」と感じるのは数々の愛車に出会えているからなんだな、と。
フィットには私達夫婦の思い出作りに大いに貢献して貰います(笑)フィットに留守番なんてさせません。フィットも一緒に旅行に行きます!(海外旅行の時は…仕方ないけれど)そして19年はオーバーだけど、ライフのように長く乗りたいと思っています。