CR-X

購入検討中の方必見!オーナーの購入体験記

蘇る熱き思い、しかし、いいのかっ!?

Hondaだっ!!さん
男性/40代/鳥取県


2003年7月31日

蘇る熱き思い、しかし、いいのかっ!?
クルマのご購入を考えたきっかけ
2台あった車の1台を手放したこともあり、私が主に通勤用に使う車を探すことになりました。1台はワゴン車で妻と幼稚園の息子を含めた家族用でしたので、自分用にコンパクトで燃費もよく、そして安い中古車を求めてディーラーをいくつか巡りました。最初、N社マー○(先代です)などがいいかと思っていたのですが、とあるディーラーでその運転席に座った私を見て妻が一言ぽつりと「ゼンゼン似合わない…」。「ちょっと待て、確かにこれはカワイイ系の車だが、買うのをためらうほど似合わんとはいったいどういうことや(涙)、そもそも車というものは洋服と違って似合う、似合わないで決めていいんか?」と心の中で叫びつつも、その意見には妙に説得力があり、他の店も回ったのですが、結局決められないまま、最後に楽しみに取っておいたHonda系某中古ディーラーに。
そうなのです、じつは私は小学校時代に本田宗一郎氏の伝記を読んで以来(歳がばれますが、当時のHondaは初代シビックが世に出た頃で、宗一郎氏は確か社長。CVCCの開発時代でした)、Hondaの大ファンで、学生時代から2輪ではスーパーカブ、CB50、CB400、そして4輪でビガー(リトラクタブルライト)、アコードと乗り継いできたのでした(T社、S社も乗りましたが)。
ご購入までのエピソード・ストーリー
さて、ディーラーでは、本来の目的を忘れ中古のNSXの運転席に座れんかなー、などとウロウロしていたのですが、たまたま、店の奥にあった一台の車に目がとまりました。それは、絶版となった2代目CR-X、Hondaが誇るライトウエイトスポーツです。
この時私はそろそろ40、という歳だったのですが、心をよぎったのは、何年も前になるこの車の発売時の思い出でした。それは、車に激しく心が動かされつつも、もう三十路も過ぎたし家族もあるし、ということでなんとなくあきらめたものの、ずっと心の底にあった想いです。CR-Xのまえでアイ○ルのCMのような状態になっている私に近づいてきた妻が「この車、何?かっこいい車ね」とつぶやきました。そのとき判ったのは、自分は本当にこの車に乗りたかったのだ、今乗らなかったら一生乗れん(後で思えば、そんなこともないかも)!! ということでした。
妻も乗る機会もあるので、後は説得するのみ、ということで、「これはスポーツカーなんだけど、リッターカーに近くて(小数点以下切り捨て)、他のR○-7とかに比べたら燃費もとてもよくて(確かに)、すごくコンパクトで後ろも短いのでバックでぶつけることもないし(ふつうセダンでもぶつけないだろう)、後席はワンマイルシートといわれたほど狭いけど子供だったら大丈夫だし、荷物も置ける(当たり前だ!)、FFなので雪道にも強い(FRとの比較データ)、なによりCR-Xを運転している女性はすごくカッコよく見えるんだよね(これは本当です、皆さん)」etc.と語り続けました。帰りの車の中でも、「そもそもHondaという会社は、もともと町工場で、マン島レースで…(以下略)」と妻にとっては千回目くらいになる話を延々としてしまいました。その甲斐あってか(呆れたのか諦めたのか)最後には、当初の目的、燃費のいいコンパクトカーとは若干違ったもののOKとなったのでした。
何が購入の決め手になりましたか?
これに乗りたいと思わせる車は、何年たとうが色褪せないものです。それは、その車を世に出した会社と人々の考え方、歩んできた道のりがそう思わせるのでしょう。また、中古車だったのですがきちんと試乗させてくれたディーラーの方にもお礼を言いたいです。そのインプレッションは何年間も思い描いていたものと寸分も違わないものでした。妻も購入してから大変気に入り、「やっぱりスポイラーを付けた方がいいよね」などと嬉しいことを主張するまでになりました。