The 39th Tokyo Motor Show 2005 - 2005.10

The 39th Tokyo Motor Show   FACT BOOK
The 39th Tokyo Motor Show 2005.10.19
Safety/Ecology/Security
安全。環境。安心。Hondaは先進技術で応えていきます。
Hondaは、モーターサイクルライフをもっと便利で楽しいものにするために独自の高い基準を設定し、研究・開発に取り組んでいます。世界初の「量産二輪車用エアバッグシステム」などの安全技術や、事故を未然に防ぐ安全教育ソフト。環境にやさしいエンジンや排出ガスの削減などに寄与する次世代パワープラント。そして大切な愛車を守る強固な盗難抑止技術など。Hondaの先進技術を紹介いたします。*Honda調べ
時代に先駆けた安全技術&安全運転教育。Safety
最先端のパッシブセーフティー(二次安全)技術。
量産二輪車用エアバッグシステム。
GOLDWING エアバッグシステム装着車 参考出品車(試作車)
Hondaは、1990年に「二輪車用エアバッグシステム」の研究をスタート。以来、独自の高い安全基準を設定し、開発に取り組んできました。世界初となる「量産二輪車用エアバッグシステム」は、衝撃を検知する加速度センサー、衝突判定の演算処理を行なうエアバッグECU、ライダーの前方部に取り付けられたエアバッグモジュールで構成されています。加速度センサーは、瞬時に衝突判断が出来るよう、フロントフォークに設置されています。エアバッグECUは、4個のセンサーによって検知された加速度データを2系統に分けて演算。エアバッグが作動すべき衝突と判定をした場合に、インフレーターに点火電流を供給し、エアバッグモジュール内のインフレーターから気体を発生させ、エアバッグを展開します。仮に、衝突時に電源故障や電圧が低下してもシステムを作動できるよう、ECUにはバックアップ電源と昇圧回路を確保。また、エアバッグ展開時の容量が150LでV字形状とすることで、効率よくライダーの運動エネルギーを吸収。衝突開始からエアバッグを展開し、ライダーの運動エネルギーを吸収し終わるまでに要する時間は、わずか約0.15秒と、人間がまばたきをする時間(約0.2秒)よりも短い時間で終了します。細部にわたって安全性を追求した、最先端のパッシブセーフティー(二次安全)技術を紹介いたします。
*停止した四輪乗用車の側面に50km/hで衝突した場合
最先端のパッシブセーフティー(二次安全)技術。量産二輪車用エアバッグシステム。
最先端のパッシブセーフティー(二次安全)技術。量産二輪車用エアバッグシステム。
“止まる”機能にも先進性を。二輪車専用ブレーキ技術。
“走る”“曲がる”性能だけではなく、Hondaは“止まる”技術でも先進をめざしています。「コンビ・ブレーキ・システム」や「デュアル・コンバインド・ブレーキ・システム」は、前・後輪のブレーキが連動し、最適なバランスで制動することを目的としたブレーキシステムです。現在、コミューターからスポーツモデルまで、多くの機種に搭載しています。また、ブレーキのかけ過ぎなどによるタイヤロックを感知し、回避する「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」を組み合わせた「前・後輪連動ABS」に関しても、Hondaは順次、搭載車設定を推進していきます。モーターサイクルライフをより快適にするためのブレーキシステムを紹介いたします。
“止まる”機能にも先進性を。二輪車専用ブレーキ技術。
安全かつリアルにシミュレーション。
ライディングシミュレーター。
安全かつリアルにシミュレーション。ライディングシミュレーター。二輪車で運転中に遭遇する可能性のある危険な状況や車両特性を、安全に体験・理解することのできるシミュレーターです。さまざまな走行パターンや走行条件をリアルに体験でき、安全運転マインドの向上と危険予知能力の向上をサポートします。
手軽で効果的な二輪トレーニングを。
ライディングトレーナー。
手軽で効果的な二輪トレーニングを。ライディングトレーナー。シンプルな構造の操作部をパソコンとモニターに接続することで、手軽に二輪体験のできるトレーナーです。二輪車に乗る前の練習に役立つほか、危険に陥りやすい状況を再現したコースを走行し、その結果をライダーにアドバイスすることで効果的に危険予知能力を磨くことができます。
※ライディングトレーナーには、パソコン及びモニターは含まれません。
すべてのバイクに、“やさしさ”と“楽しさ”を。Ecology
よりクリーンな走りをめざして。
よりクリーンな走りをめざして。Hondaは、環境性能のさらなる向上をめざして研究・開発に取り組んでいます。今後は、電子制御燃料噴射装置「PGM-FI」システムを、さまざまなモデルに順次搭載していきます。また、Hondaが一部の車両を除いた全機種に採用している4ストロークエンジンをはじめ、スクーターに採用している「アイドルストップ・システム」や、スポーツバイクに採用している「HECS3(Honda Evolutional Catalyzing System 3)」「エアインジェクションシステム」など、走る楽しさを損なうことなくクリーン化を推進するというHondaの環境思想は、すべてのモーターサイクルに反映されています。
地球にやさしく、タフな未来エネルギー。
燃料電池二輪車Hondaは、化石燃料の代替や排出ガスの削減などの観点から、次世代燃料の研究・開発に取り組んでいます。この燃料電池二輪車は、氷点下でも始動可能な次世代型燃料電池「Honda FC STACK」を二輪車に最適なサイズに設計。125ccスクーターをベースとした車体の中央部に配置し、EV駆動部を後輪スイングアームに集中配置することで、同クラスのエンジンコミューター同等のコンパクトな車体サイズも実現しています。今後は燃料電池システムの軽量化を図るなど、実用化をめざします。
大切な愛車を守るために。先進のセキュリティー技術。Security
先進の利便性。
Honda スマート カード キーシステム。
先進の利便性。Honda スマート カード キーシステム。所持しているだけで、キーが車両と交信。キーに内蔵されたIDコードを読み出し、エンジン始動が可能となる“電子照合機能”により、盗難抑止に優れた効果を発揮するキーシステムです。小型のキーを携帯して車両に近づき、メインスイッチノブを回すことでエンジンの始動が可能となり、シートオープナーやロック付大型コンソールボックス、ハンドルロックなどもキー操作なしでの施錠/解錠が可能となります。モーターサイクルライフを、さらに快適に、さらにスマートにします。現在、FORZAシリーズに採用しています。
いたずらや盗難を抑止。
H・I・S・S/シャッター付キーシリンダー。
H.I.S.Sオリジナルキー シャッター付キーシリンダー「H・I・S・S(Honda Ignition Security System)」は、オリジナルキーに内蔵されたチップがエンジンコントロールユニットからの信号を認識し、あらかじめ設定されている特殊なIDを返信。お互いの信号が合致しない限りエンジンが始動しない、Honda独自の電子制御セキュリティーシステムです。また「シャッター付キーシリンダー」は、鍵穴をふさぐシャッターのほか、メインスイッチにシートオープナー、ハンドルロック機構を集約することで、いたずらや盗難抑止に優れた効果を発揮。大切な愛車をしっかりとガードします。

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