The 35th Tokyo Motor Show 2001 - 2001.10

TheThe 35th Tokyo Motor Show FACT BOOK
CIVIC HYBRID / シビック ハイブリッド
参考出品・市販予定車

CIVIC HYBRID
ハイブリッドカーの魅力を、より多くの人に。新しいHonda IMAシステム採用の《シビック ハイブリッド》。
1972年に誕生したシビックの歴史は、クリーンカーの進化の歴史でもあるといえます。CVCCエンジンは、当時最も厳しいとされていた排出ガス規制のひとつ、米国マスキー法'75年規制を世界で初めてクリア。大きな注目を集めました。その後も走りと省エネルギーを高次元で結実させたVTECエンジンなど、つねに時代を先駆けた先進技術を提案してきました。そして今回、より進化したHonda IMAシステムを採用した《シビック ハイブリッド》が誕生します。高出力エンジンと、モーターアシストからなるHonda独自のハイブリッドシステムをさらに進化させ、低燃費と高いクリーン性能はもちろん、ハイブリッドカーでも走りの楽しさを実現。さらにハイブリッドシステムの軽量・小型化により、セダンとしての実用性もしっかり確保。ハイブリッドカーを特別なものでなく、誰にでも使っていただきたい。Hondaからの提案です。

CIVIC HYBRID 後ろ
進化を遂げた《Honda IMAシステム》
高出力のガソリンエンジンと、モーターアシストからなる独自のハイブリッドシステム、Honda IMAシステム。PCU(パワーコントロールユニット)の精密なエネルギーマネジメントにより、エンジンの負荷が大きい加速時などはモーターが大きなトルクを発生してアシスト。低燃費とパワフルな加速を可能にしました。一方エンジンの負荷が少ないクルーズ走行時などは、モーターのアシストを休止。さらに減速時には、効率的なエネルギー回生(充電)を行ないます。この設計思想を継承し、さらに進化させて、シビック ハイブリッドに搭載。1.3L i-DSI VTECエンジンと薄型DCブラシレスモーターの組み合わせにより、高効率・高出力を向上させながら、5人乗り量産ガソリン車として世界最高の29.5km/Lの超低燃費を達成。さらに「超−低排出ガス」認定レベルを実現する環境性能を身につけています。
※社内測定値
■主動力のエンジン+補助動力のモーターによる、高効率パワーユニット。
1.3L i-DSIVTECエンジン
●1気筒に2本の点火プラグを備えたi-DSIエンジンの燃焼特性を活かし、リーンバーン(希薄燃焼)化、さらなる燃費向上を図りました。

●4気筒のうち、3気筒を休止可能にする気筒休止VTECシステムを採用。減速時のエンジン抵抗を低減することにより、回生効率を大幅に向上しました。
i-DSIエンジン
薄型DCブラシレスモーター
インサイト搭載の現行モデルと同等のサイズながら、内部の磁気回路を中心に改良。アシストトルク、回生トルクともに約30%(インサイト比)の向上を実現しました。
■IMA パッケージ
軽量・コンパクト設計を実現したIPUを、リアシートとトランクルームの間に収納。
大人4人がゆったり座れるスペースとトランクルームは342Lの容量を確保しています。
※VDA方式によるHonda測定値
IMA パッケージ トランクルーム
■IPU(インテリジェントパワーユニット)
●それぞれ軽量・コンパクト・高効率化したPCUとバッテリーを、IPUとして統合。この結果、冷却経路も従来の2経路から1経路に集約でき、現行PCU+バッテリーの合計容積に対し約50%(インサイト比)の小型化を達成しました。

●PCUのインバーターとプリドライバーを一体化。重量で約30%、容積で約40%(インサイト比)の小型化を達成しました。

●バッテリーは、まずモジュールの高効率化により、エネルギー損失を低減。さらにバッテリー収納ボックスと周辺機器の小型化により、容積を約30%(インサイト比)低減しました。
IPU
主要諸元
●全長 4,455mm/全幅 1,695mm/全高 1,430mm
●ホイールベース 2,620mm

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