The 35th Tokyo Motor Show 2001 - 2001.10

The 35th Tokyo Motor Show 2001 FACT BOOK
DUALNOTE / デュアルノート High-performance hybrid sports car of the future



DUALNOTE 参考出品・試作車
Hondaスポーツの新たな提案。走りと高効率を高次元で両立した、ミッドシップ・4シータースポーツ。
ドライビングテクニックのみでコントロールするのではなく、ドライバーの狙いに忠実に応え、誰もがスポーツドライビングの快感を味わえる。さらに地球環境とスポーツマインドを両立させたい。そんな夢を実現するために開発されたのが、この《DUALNOTE》です。回頭性と直進性、パワーと低燃費、柔と剛のデザインなど、2つの相反する価値を融合し、新たな走りのカタチを生み出す「デュアルノート」がコンセプト。V6 3.5L DOHC i-VTECエンジンとモーターアシスト機構という特長をもつ独自のハイブリッドシステム、Honda IMAシステムを採用し、ハイパワーの獲得と省資源を高次元で両立しました。また、ドライビングそのものをさらに楽しむための情報制御技術 ITインストゥルメントパネルを装備。あらゆる人が、いつまでもスポーツの喜びを体感できる。Hondaが提案する新しい走りの楽しさ、それが《DUALNOTE》です。


DUALNOTE全体寸法図
圧倒的な運動性能と環境性能を、高次元で結実させたハイブリッド・協調制御システム。
V6 3.5L DOHC i-VTECエンジンとモーターブースターともいえる独自のハイブリッドシステムをさらに進化させたHonda IMAシステムを採用。さらにフロントドライブモーターを加え、400PS※1 というハイパワーとともに18km/L※1 の低燃費をめざし、運動性能と環境性能を高次元で両立します。ミッドシップエンジン・リアドライブ、ハイブリッド4WDのパワープラントに、スムーズで安定したコーナリングを生むATTS※2 や、クルマの横滑りを抑える車両挙動安定化制御システムVSA※3 を装備。これらが協調制御しながら4輪を独立制御し、タイヤの機能を最大限に引き出すことで、駆動・制動・旋回における高度なパフォーマンスを獲得しています。

※1 社内計算値
※2 アクティブ・トルク・トランスファー・システム
※3 ビークル・スタビリティ・アシスト
■発進時 ■加速旋回時 ■通常旋回時
発進時 制御イメージ 加速旋回時 制御イメージ 通常旋回時 制御イメージ
発進時はフロントモーターによる静かな発進とモーター+ガソリンエンジンによるスポーツ走行の2つのモードが選べます。 リアのモーター+ガソリンエンジンとフロントモーター出力を制御し、前後の駆動力を適切に配分。同時に、前輪左右の独立したモーターが、旋回状態に応じて適切な駆動力を供給します。ドライバーの意図や路面状況に合わせて、思いのままの走行ライン取りができるスポーツ走行を可能にしました。 加速以外の旋回時には、内外輪に必要な駆動力の差を、フロント内側モーターの回生ブレーキによって発生させることで、旋回性能を向上。同時に、エネルギーを効率よく回収します。
より集中してドライビングを楽しむための、ITインストゥルメントパネル。
コンセプトは「運転に集中して、より純粋に運転を楽しめるように。必要な時に必要な情報だけを送受信する」。この考えから生まれた IT インストゥルメントパネルは最適な位置に配置した3つの表示系で構成されています。Hondaでは、この IT インストゥルメントパネルに搭載している対話型音声認識を核にした情報制御技術をNTTと共同研究しています。
3D立体表示メーター
メーター イメージ
電話/メール着信表示
ドライバーがもっとも見やすい位置に配置。走行速度やエンジン回転数など、走るために必要な基本情報を車両状態に合わせて、わかりやすい動きで表示。さらに電話やメールの着信なども通知。

フロントイメージ
センターディスプレイ
情報端末
アローナビ イメージ
アローナビ
視線移動を最小限にするため、フロントウインドウ下部に設置。進路を分岐点ごとに矢印で表示するアローナビ、夜間の歩行者を赤外線カメラで捉え、画像処理して表示するナイトビジョン機能などを搭載。
走行モード選択画面 イメージ
走行モード選択画面
メールやインターネット、電話などの外部情報、走行モード選択や各種設定などの車両情報やナビゲーション画面を、必要に応じて自動的にセッティング・表示する格納式ディスプレイを採用。

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