「TUFFUP」チューブ - 1996.10

Technology
TUFFUP
 
開発のねらい


パンクの発生要因
パンクの発生要因
 昨今の二輪車は、日常の故障がほとんど無くなり、高い評価を受けていますが、パ ンクに対しては、非常に困っているとの声が多く聞かれています。
 モーターサイクルを便利な乗り物から一変させてしまうパンクの発生原因を調査し た結果、その80%以上がクギや鉄片によるものと判明しました。
 パンクの頻度を保有台数当たりの月間パンク件数で見ると、新聞販売店様では22% 〜67%の割合で発生していることがわかりました。

 現在、国内・外で使用されている二輪車の約70%(当社二輪車比較)がチューブ入り のタイヤを装着しており、その理由としてはスポークホイールの採用が挙げられます。  スポークホイールは構造上、リムにスポーク孔があるため、チューブが必要となります。

 スポークホイールは下記の理由により採用されております。
  軽量で安価であること
  衝撃吸収性に優れていること
  軽快感・軽量感があること
 そこでホンダは、二輪車に多いチューブタイヤのパンク対策を行い、お客様のご要 望に応えることが必要であると考え開発を進めてきました。



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