ホンダは、モーターサイクルの動力性能のみならず、機能性や品質の向上について も、長年に渡り研究・開発を重ねてまいりました。
そしてその一環として、タイヤについてもモーターサイクルにおける性能向上に寄 与する最も大切な要素のひとつと考え、研究・開発を続けてまいりました。
タイヤの性能を決定する構成要素には「路面とのグリップ性」、「制動性」、「乗 り心地性」等の幾つかの要素が挙げ
られます。
その中で、ライダーの乗り心地性を重視した結果、空気入りタイヤが最適な構造と され、150年以上前に考案され現在
に至っても主流の方法として利用されています。 しかしその反面、空気を充填したタイヤでは「パンク」は避けられな
いトラブルで あり、モーターサイクルには四輪車のようにスペアタイヤを搭載するスペースが確保 しにくいため、突発
的なパンクに対して迅速な対応が難しいものと考えられてきました。
そこでこの度、この問題に対する研究の成果として、パンクに対する有効な防止技 術として「TUFFUP」チューブの技
術を確立し、モーターサイクルのさらなる性能向上 を担う新技術として、実用化のめどを立てることができましたので、
ここに発表いた します。
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