パワーユニット（１）

　エンジンには、好評の水冷４ストロークＯＨＣ５２°水冷Ｖツインユニットを採用。ドク、ドクとした迫力あるパルスフィーリングの実現と、お客様の多用する車速とスロットル開度に的を絞ったセッティングを施し、「味」の部分に徹底的にこだわった熟成を図っています。
　今回私たちは、お客様が頻繁に使用するフィールド（特に市街地）での走行モードをモニターし、エンジン特性の狙いどころを検証しました。その結果、回転数はアイドル〜３，０００回転付近の中低速域を重視し、スロットル開度は１／８付近を中心に１／４までをターゲットと設定しました。さらに、低スロットル開度での力強さを十分に引き出すため、スロットル開度センサーを装着。その結果、低中速域でのレスポンスは大幅に向上し、低スロットル開度域の加速、倍速フィーリングは飛躍的にレベルアップしています。

●ＩＮポート絞り
ＩＮポートのセッティングをＳｈａｄｏｗに比べ約２５％絞り、 低中速のトルクとレスポンスの向上を図りました。