パワーユニット(1)


■Evolver-4Vエンジン
 今回のフルモデルチェンジでは、PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)を採用した、新設計のEvolver-4Vエンジンを搭載し、フォルツァならではのスポーティーな走りを、より磨き上げています。
 この新設計エンジンはボア×ストロークを従来のショートストロークタイプから、よりスクエアな数値とし(68.0×68.5mm)、低中速からスムーズなパワー特性を持たせました。これに加え、吸・排気効率の向上を図り、シリンダーヘッドのバルブ数を従来モデルの2バルブから4バルブへと変更するとともに、インテークマニホールドに吸気の充填効率を高める2ステージ・ハイパーイナーシャポート*1を採用。燃焼室および排気ポートの形状も最適化することで、低中回転域での出力をより充実させながら、トップレベルの高出力を確保しています。
 さらに34mm大口径スロットルボディーや6.8L大容量エアクリーナーの採用により、全域での出力アップを実現。そして、パワーを最大限に活かせるオフセットシリンダーや、フリクションロスを効果的に低減するローラーロッカーアームを採用するなど、細部まで徹底して改良を施しており、リニアリティーに優れるハイスペックなエンジンとしています。
 また、メタルクランク軸受けや一体型クランク、新設計の1軸1次バランサーの組み合わせなどにより低騒音化と低振動化を図り、上質なパワーフィールを実現。エンジンのコンパクト化とフリクション低減を図るため、密封クランクケースも新たに採用しました。
 環境性能においては、Oセンサーや新開発のデュアルコアキャタライザー*1の採用により、平成18年国内排出ガス規制値に適合。さらに燃費もクラストップの低燃費43.0km/L*2(60km/h定地走行テスト値)を実現しています。
*1.特許出願中
*2.当社調べ。燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。したがって、走行時の気象、道路、車両、整備などの諸条件により異なります。




Evolver-4Vエンジン カットモデル

デュアルコアキャタライザー カットモデル





前ページへ前ページへ前ページへ目次へ次のページへ次のページへ次のページへ