はじめに


 Hondaは2000年にスタイリッシュスポーツスクーターとして『フォルツァ』を発売。スポーティー感に溢れた流麗なフォルムと、力強いエンジン、カラーオーダープランの採用などで、多くのファンから支持を得てきました。その後、2004年4月には2代目となる『フォルツァ』で“カンファタブル・スタイリッシュ・2シーター”をコンセプトとし、流麗なデザインはもとより710mmの低シート高やクラス最大となる62Lのシート下収納に加え、PGM-FIを採用したエンジンや “Hondaスマート カード キーシステム”など電子制御技術を駆使し、快適を目指した新世代スクーターとして進化しました。同年7月には、オートマチックモードと6速マニュアルモードの選択を可能とした“Honda Sマチック”を搭載した『フォルツァ Z』を発売、さらに2005年3月には、効果的な制動を可能とする“前・後輪連動ABS(アンチロック・ブレーキシステム)”を搭載した『フォルツァ Z ABS』を発売しました。その後2006年3月には、ヘッドライトまわりやテールランプまわりのデザインを変更し、スポーティー感に溢れた外観イメージを実現すると同時に、“Honda S マチック”を7速に変更、オートシフトモードを追加するなど、快適性とマシンを操る楽しさをさらに高めたモデルとしました。これにより、使う人の立場にたった使い勝手の良さと、操る楽しさを両立させたスクーターとして支持され、2004年5月〜2007年5月にわたり、37ヶ月連続で軽二輪の届出台数No1*1を記録しました。

 そして、今回Hondaは好評の『フォルツァ』を3代目としてフルモデルチェンジを行い、エンジンから、車体まですべてを一新。従来モデルを上回る上質な乗り心地と、パワフルなエンジン特性を実現しました。同時に環境性能においても、O2センサーや新開発のデュアルコアキャタライザーの採用などにより平成18年国内排出ガス規制値に適合しながら、燃費もクラストップの低燃費43.0km/L*2(60km/h定地走行テスト値)を実現しています。
 デザインにおいても、風洞実験などにより、0.1mm単位でシェイプして完成させたボディーは、優れたウインドプロテクション効果と空気抵抗係数の低減を実現しています。また、オートマチックトランスミッションのHonda Sマチック Evo には、二輪製品としては世界初*3の負荷判別機能を搭載し、登り坂やタンデム走行などで力強い走行フィーリングを実現しました。
*1.*2.*3.当社調べ





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