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開発の狙い(1) |
[CRF450R] 「モトクロスレースは空中でのジャンプを含む3次元的な動き全てを要求されるものであり、勝ち抜くためには、すべてにおいて最高の能力を持っていなければならない」。そうした想いから、2009年式モデルのCRF450Rは「Aerial Battle Weapon」(aerial:空中の)をキーワードに開発を行いました。 今回は、HRC<(株)ホンダ・レーシング>ワークスマシンに投入し、実戦でその性能を証明してきたバッテリーレスのPGM-FIを新たに採用し、出力特性の向上を図った第4世代ユニカムエンジンを新設計。小型化、軽量化、低重心化を図ることで操縦性向上に大きく貢献しています。 そして、PGM-FI採用による燃料ポンプなどの部品追加による重量増を、エンジンを中心とした徹底的な軽量化を行うことで補い、トータルの車両重量としては2008年式モデルよりも軽量化を達成しています。さらにマスの集中を行いながら、前・後輪の重量配分を大幅に見直すことで加速性能を高めました。 車体デザインは、より自由度の高いライディングフォームを実現するスリムなものを採用。優れた作動性でしなやかな乗り心地をもたらす新設計のサスペンション、新たにセッティングを変更したステアリングダンパーなど細部に至るまで見直しをかけ、トータルで大幅な戦闘力向上を実現しています。 | |
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